...雨は往來にさした燈の中に美くしい姿を見せて濛々とした薄闇の世界へ音も無く消えて行く...
千家元麿 「自分は見た」
...横丁からは提灯をつけ無い俥が澤山出て來て左右に分れて行き矢張り提燈をつけ無い自轉車があつちにもこつちにも破れた翅の鳥のやうに一直線に飛んで行くふと見た自轉車にのつかつた若者の顏は暮れ殘る反射の中にいゝ心持に青白い顏を浮べて現はれて消え往來は地球一面のやうに廣くなり用のすんだ空になつた荷馬車が音も無く通る...
千家元麿 「自分は見た」
...夢のやうに寄せて音も無く白砂の上を走る...
高濱虚子 「俳諧師」
...音も無く滑り流れている...
太宰治 「乞食学生」
...和服の青年と足音も無く一緒に歩いていた...
太宰治 「斜陽」
...この音も無くしんとした天地を破つて...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...お濠(ほり)の松の上に音も無く昇っていた...
田山花袋 「蒲団」
...船も私の心をなるたけ動かすまいとするように音も無くすべった...
徳永保之助 「洪水のように」
...小太郎は、腰を落したまま、動きも無く、音も無く、声も無く、影の如く構えていた...
直木三十五 「南国太平記」
...咳も無く、音も無く、鼾も無かった...
直木三十五 「南国太平記」
...焔が音も無く燃えていた...
中島敦 「環礁」
...音も無く室の天井が下降し始める...
中島敦 「牛人」
...真っ白く音も無く積もって行く...
中谷宇吉郎 「粉雪」
...静寂を破る音も無く...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...彼らの代りに音も無く...
本庄陸男 「石狩川」
...音も無く花片(びら)が...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...六人の小供はどこへか音も無く退いてしまった...
夢野久作 「白髪小僧」
...産の床甘睡(うまゐ)せる我が枕辺に音も無く物ぞ来れる...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
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