...六韜三略の話だの早発性痴呆の話だのをした...
芥川龍之介 「島木赤彦氏」
...地踏韜(じだんだ)蹈(ふ)みてたけり立つをも...
泉鏡花 「海城発電」
...昔の詩人のように山林に韜晦する事は出来ない...
内田魯庵 「二十五年間の文人の社会的地位の進歩」
...唐(たう)の秦韜玉(しんたうぎよく)が村女(そんぢよ)の詩(し)に...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...詐欺師の韜晦(とうかい)の利器として使用されているではないか...
太宰治 「惜別」
...ひとかどの曲者が世に韜晦(とうかい)しているようでもあるけれども...
中里介山 「大菩薩峠」
...いまは韜晦のためでなく主張のための...
服部之総 「福沢諭吉」
...格別犯跡の隠滅(いんめつ)とか足跡の韜晦(とうかい)を計って...
牧逸馬 「女肉を料理する男」
...ユーモアに韜晦(とうかい)しているもの足りなさを...
宮本百合子 「映画の恋愛」
...まえには韜晦していたものが...
山本周五郎 「新潮記」
...狡(ずる)く韜晦(とうかい)して来たのじゃ...
吉川英治 「剣の四君子」
...石韜は翌年、近国へ遊学にあるいた...
吉川英治 「三国志」
...彼は深く韜略(とうりゃく)に通じ...
吉川英治 「三国志」
...世の中から韜晦(とうかい)して...
吉川英治 「宮本武蔵」
...石舟斎宗厳の晩年の韜晦(とうかい)も...
吉川英治 「宮本武蔵」
...上泉伊勢守の門で考案したという韜(とう)という物を使っている...
吉川英治 「宮本武蔵」
...氏素姓をかくして身を韜晦(とうかい)している人間も多いし...
吉川英治 「宮本武蔵」
...敵持つ政右衛門の自己韜晦(とうかい)や...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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