...韜晦(とうかい)して終(つい)に天涯の一覊客として興津(おきつ)の逆旅(げきりょ)に易簀(えきさく)したが...
内田魯庵 「美妙斎美妙」
...賑かな世間から不意に韜晦(とうかい)して...
谷崎潤一郎 「秘密」
...韜(とうけん)は則ち彼の家学なり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...「はっはっは……そう韜晦せんでもいいでしょう...
豊島与志雄 「傷痕の背景」
...北条(ほうじょう)氏を憚(はばか)りて韜晦(とうかい)せし人かさらずば大器晩成の人なりしかと覚え候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...現在を韜晦(とうかい)するために...
三好十郎 「好日」
...かたく心の蓋を閉じて韜晦(とうかい)するさまが...
山本周五郎 「新潮記」
...狡(ずる)く韜晦(とうかい)して来たのじゃ...
吉川英治 「剣の四君子」
...石韜(せきとう)の門をくぐって...
吉川英治 「三国志」
...彼は深く韜略(とうりゃく)に通じ...
吉川英治 「三国志」
...弱冠の時から深く韜略(とうりゃく)を研究して...
吉川英治 「三国志」
...従来の孫呉や六韜(りくとう)にも著しい新味が顕わされ...
吉川英治 「三国志」
...六韜(りくとう)の奥義(おうぎ)を究(きわ)められたとか...
吉川英治 「私本太平記」
...六韜(りくとう)などの漢書やら...
吉川英治 「新書太閤記」
...世の中から韜晦(とうかい)して...
吉川英治 「宮本武蔵」
...あれは古くからある楠流(くすのきりゅう)や唐書の六韜(りくとう)を焼直して...
吉川英治 「宮本武蔵」
...氏素姓をかくして身を韜晦(とうかい)している人間も多いし...
吉川英治 「宮本武蔵」
...『六韜三略(りくとうさんりゃく)』の印行を初めとして...
和辻哲郎 「埋もれた日本」
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