...思わせぶりな返事に韜晦(とうかい)してしまった...
芥川龍之介 「路上」
...なぜあなたは自分をそれほどまで韜晦(とうかい)しておられるのか...
有島武郎 「或る女」
...中途半端な韜晦(とうかい)だ」「中途半端?」俺のあの精神のめまいも...
高見順 「いやな感じ」
...總(そう)じて内(うち)の美(び)を韜(つゝ)むは外(ほか)の美(び)の身(み)の譽(ほま)れ...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...かれ中原の一奇才韜畧深く密ながら君に向はんすべぞなき...
土井晩翠 「天地有情」
...園芸書類(えんげいしょるい)の六韜三略(りくとうさんりゃく)と...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...時には自分を鮮に韜晦させる面紗(ヴエエル)である...
南部修太郎 「現代作家に対する批判と要求」
...六韜三略も軍学兵法もだらしがねえわけで」「なるほどな」「御歴々がコソ泥棒に勝ったところで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...山野に沈潜して六韜三略の勉強ばかりしていたため...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...ユーモアに韜晦(とうかい)しているもの足りなさを...
宮本百合子 「映画の恋愛」
...胸に六韜三略(りくとうさんりゃく)を蔵し...
吉川英治 「三国志」
...石韜(せきとう)をめぐる多くの学徒の中にあって...
吉川英治 「三国志」
...彼は深く韜略(とうりゃく)に通じ...
吉川英治 「三国志」
...大江家伝襲(でんしゅう)の六韜(りくとう)...
吉川英治 「私本太平記」
...胸に六韜三略(りくとうさんりゃく)をきわめ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...上泉伊勢守の門で考案したという韜(とう)という物を使っている...
吉川英治 「宮本武蔵」
...六韜(りくとう)がどうの孫子(そんし)が何といったのと...
吉川英治 「宮本武蔵」
...敵持つ政右衛門の自己韜晦(とうかい)や...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
便利!手書き漢字入力検索