...運命の人と出会うことを「鞍壺に星が落ちる」と表現する...
...将棋の駒の配置を「鞍壺囲い」と呼ぶ...
...黄泉の国(冥界)に向かうための乗り物「鞍壺船」があるとされる...
...日本の古典「竹取物語」に出てくる「鞍壺の物語」は、人の命運を決める不思議な物語である...
...「鞍壺」を模した美しい陶器が作られている...
...早くも敵の大将を鞍壺(くらつぼ)からひきぬいて...
芥川龍之介 「きりしとほろ上人伝」
...砂を巻いて鞍壺(くらつぼ)へ飛びあがった...
芥川龍之介 「偸盗」
...馬の鞍壺(くらつぼ)をきりつけましたが...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...鞍壺に銭をつけて返した話などを一層はつきりと眼の前に浮べることが出来るやうになつた...
田山録弥 「黒猫」
...鞍壺に身を投げて(flung herself into the saddle)供を後ろに(followed by her servant)駈け去つた...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...おのおの泣かんばかりに鞍壺にとりついて歩ませたり...
中里介山 「大菩薩峠」
...自転車は逆立も何もせず至極(しごく)落ちつきはらったものだが乗客だけはまさに鞍壺(くらつぼ)にたまらずずんでん堂とこける...
夏目漱石 「自転車日記」
...鞍壺(くらつぼ)に延び上ったるシーワルドは体(たい)をおろすと等しく馬を向け直して一散に城門の方へ飛ばす...
夏目漱石 「幻影の盾」
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正岡子規 「俳人蕪村」
...皆自己の境涯を写したるに止まり鞍壺(くらつぼ)に小坊主のるや大根引(だいこひき)のごとく自己以外にありて半ば人事美を加えたるすらきわめて少し...
正岡子規 「俳人蕪村」
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正岡子規 「俳人蕪村」
...皆自己の境涯を写したるに止まり鞍壺に小坊主のるや大根引(だいこひき)の如く自己以外にありて半ば人事美を加へたるすら極めて少し...
正岡子規 「俳人蕪村」
...客は青くなって鞍壺(くらつぼ)へしがみつく...
山本笑月 「明治世相百話」
...ヒラリと鞍壺(くらつぼ)から飛び降りて小腰を屈め...
吉川英治 「剣難女難」
...私亡き後は何卒よしなにご加護のほど願わしゅう存じます」「さすがは健気な言い分――」忠房は鞍壺をポンと叩いて...
吉川英治 「剣難女難」
...梅雪入道の鞍壺(くらつぼ)のそばへよって...
吉川英治 「神州天馬侠」
...鞍壺(くらつぼ)のわきへ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...いくどとなく投げられたり鞍壺(くらつぼ)にひッつるされたりしてきたので...
吉川英治 「神州天馬侠」
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