...一煽(ひとあお)り鞍に煽(あお)ると斉(ひと)しく...
泉鏡花 「雨ばけ」
...荷鞍(にぐら)を片づけ...
伊藤左千夫 「新万葉物語」
...陰謀功を奏して、勝利も勝利、大勝利、醉つては益馬鹿になる馬鹿者の口ぎたなく、さん/″\檜葉菩薩を冷評しながら、如法闇夜の山路をたどる行手に、圖らずも謠の一節、「かやうに候ふ者は、鞍馬の奧、僧正が谷に住まひする客僧にて候...
大町桂月 「夜の高尾山」
...鞍壺(くらつぼ)が深く...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...鞍馬とお鳥は、それでも、いくらかずつ落付(おちつ)きを取返(とりかえ)して、やがて、平静な心持で話し会(あ)うようになると、何より先に、お鳥の豊満な裸体、月の光にさらされて、ほんのり霞(かす)むような美しい身体(からだ)が気になります...
野村胡堂 「裸身の女仙」
...先々の道ではどうしてもゼーロンの従順な力を借りなければならぬことを思って私は鞍から降りて成るべく静かな独(ひと)り歩きを試みせしめた...
牧野信一 「ゼーロン」
...私の妻の鞍にぶらさがつてゐる植物採集の胴乱を見て...
牧野信一 「バラルダ物語」
...一般には足利時代は、現世福徳の盛んに欲求せられた時代で、鞍馬、西ノ宮等の福神化とともに、その長命談もまた多く行われた...
柳田国男 「雪国の春」
...雪色の斑な乘鞍の連峯が長く亙つてゐる...
吉江喬松 「山岳美觀」
...空鞍(からくら)を乗せたまま長坂長閑の陣地内へ...
吉川英治 「上杉謙信」
...鞍は人目につき易いからな」「では何か...
吉川英治 「黒田如水」
...「素浪人――ッ」霹靂(へきれき)の一声を鞍壺の上から浴びせかけた...
吉川英治 「剣難女難」
...鞍から飛びおりた...
吉川英治 「三国志」
...鞍馬(くらま)そだちの竹童も...
吉川英治 「神州天馬侠」
...「あなたは鞍馬(くらま)のお師匠(ししょう)さま! オオ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...厳格な鞍馬の僧院から...
吉川英治 「源頼朝」
...炭俵や薪を付ける荷鞍がなかったら...
吉川英治 「宮本武蔵」
...そしてがんじがらみにした男の体を鞍の上にくくしつけ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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