...娘たちのなかには大好きな恋人のうしろの添え鞍(ぐら)に乗るものもあり...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...而して東軍の士卒遂に彼を鞍上に刺して其首級を奪ふ...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...二方荒神鞍(にほうこうじんくら)なしで...
泉鏡花 「歌行燈」
...越えるはずの東の雪鞍は...
久生十蘭 「新西遊記」
...たかだかと太鼓鳴り出づ鞍馬山八島にことの初まりぬらん同じ時鞍馬山に遊んだ作の一つ...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...さうして鞍の上の兄君の勇ましい御姿を...
牧野信一 「青白き公園」
...百合子は海水着の袋を鞍につけてワカクサに...
牧野信一 「南風譜」
...浦安の宮の階(きざはし)の傍に立つ、紅の手綱、朱の鞍置いた、つくりものの白い神馬は、やがて後段の昇天の馬の姿である...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...(ウェルギリウス)わたしはそれを鞍(くら)の上で送りたいと思う...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...背の鞍の華麗などはまだいうも愚(おろ)かであった...
吉川英治 「三国志」
...鞍の両側に吊るし帰って来ます」と...
吉川英治 「三国志」
...正成は鞍(くら)を下りた...
吉川英治 「私本太平記」
...竹童はもう鞍馬山(くらまやま)へ帰るのもわすれて...
吉川英治 「神州天馬侠」
...鞍馬(くらま)の竹童...
吉川英治 「神州天馬侠」
...使者たち各の前に鞍をすすめた...
吉川英治 「新書太閤記」
...鞍へお手をかけられました」「ウム...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...鞍の上から、鞍の上を顧み合って、荷駄のふたりは、時々話しかけてゆく...
吉川英治 「宮本武蔵」
...そしてがんじがらみにした男の体を鞍の上にくくしつけ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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