...両膝(りょうひざ)が鞍(くら)の前輪にとどくほど高くあがった...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...我々の駄馬と鞍馬とが入口まで来た...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...またいつも鞍にばかり馴れてゐる人のやうでもなく...
スティーヴンスン 佐藤緑葉訳 「若い僧侶の話」
...いいか? それからもしお前がその鞍にピストル袋をつけてるんなら...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...乗鞍岳(蓮華)の種蒔爺さん――北城村森上より出現時期は無論...
中村清太郎 「残雪の幻像」
...鞍馬は、何程かのお鳥目(ちょうもく)を娘に握らせて、其儘(そのまま)宿に飛んで帰りました...
野村胡堂 「裸身の女仙」
...初め、鞭(むち)、拍車、鞍(くら)、手綱なぞいう乗馬用具を見た時は、格別怪しいと思わなかった...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...自ら馬を解いて鞍に移り...
吉川英治 「黒田如水」
...「待て諸君」乗りつけてきた鹿毛の鞍から跳び降りると...
吉川英治 「三国志」
...呂布は、贈られたところの赤兎馬にまたがって来たが、鞍をおりて、「士はおのれを知る者の為に死すといいます...
吉川英治 「三国志」
...関羽はその首を取って悠々駒の鞍に結びつけた...
吉川英治 「三国志」
...鞍わきから馬上へすすめる...
吉川英治 「私本太平記」
...鞍つぼを鮮血に染められていたし...
吉川英治 「私本太平記」
...鞍(くら)の上から後ろへ反(そ)らせて...
吉川英治 「私本太平記」
...本場(ほんば)鞍馬(くらま)の山で鍛(きた)えた木のぼり...
吉川英治 「神州天馬侠」
...それもお時にははじめてみる少年――かの鞍馬(くらま)の竹童(ちくどう)だった...
吉川英治 「神州天馬侠」
...その鞍の上にしがみついていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...父さん」私は言いました「手に持ってた鞍と轡だけだった...
J. S. レ・ファニュ J.S.Le Fanu The Creative CAT 訳 「ドラムガニョールの白い猫」
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