...横浪をかぶって鞍がくつがえり流れに呑(の)まれて死にました...
太宰治 「新釈諸国噺」
...鞍(くら)の下の馬までが感じ入って...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...」ジェリーは鞍の上でぎょっとした...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...牛若丸が鞍馬山で天狗から授かったのが...
中里介山 「大菩薩峠」
...馬の鞍(くら)につけて来た十何足の草鞋(わらじ)を片手にかかえて...
中里介山 「大菩薩峠」
...この乗鞍の麓(ふもと)に落ちついてから二十年にもなりますかな...
中里介山 「大菩薩峠」
...もうやがて間近いところの乗鞍ヶ岳の麓(ふもと)の...
中里介山 「大菩薩峠」
...鞍掛蔵人(くらかけくらんど)という恐ろしく厳(いかめ)しい名を持った浪人者が居候をしております...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「鞍掛(くらかけ)宇八郎――」「親分は知っていなさるんで?」「近ごろ知ったばかりだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...彼は天鵞絨の鞍のなかで徐々に衰弱してゐるやうに見える...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「旗手クリストフ・リルケ抄」
...お前は勇敢なロシナンテではなかったか!」私は鞍(くら)を叩(たた)きながら...
牧野信一 「ゼーロン」
...馬場を四回まわってひと鞍(くら)が四銭...
山本笑月 「明治世相百話」
...鞍の上で草鞋などを作つてゐると...
吉江喬松 「山岳美觀」
...こよいも彼を螺鈿(らでん)の鞍上(あんじょう)に奉じてよく駆けてゆく...
吉川英治 「三国志」
...鞍上(あんじょう)の玄徳へいった...
吉川英治 「三国志」
...孫立は馬の鞍わきに...
吉川英治 「新・水滸伝」
...鞍馬の峰にあって...
吉川英治 「親鸞」
...信州白骨(しらほね)温泉は乘鞍嶽北側の中腹...
若山牧水 「樹木とその葉」
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