...我々の駄馬と鞍馬とが入口まで来た...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...一煽(ひとあお)り鞍に煽(あお)ると斉(ひと)しく...
泉鏡花 「雨ばけ」
...久光は、手綱を捌いて、鞍へ、落ちつくと共に「手に余らば、斬れ」と、云って、馬を走らせて行った...
直木三十五 「南国太平記」
...同じ役目の鞍掛宇八郎は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お前は勇敢なロシナンテではなかったか!」私は鞍(くら)を叩(たた)きながら...
牧野信一 「ゼーロン」
......
正岡容 「大正東京錦絵」
...白斑(ぶち)の大きな木馬の鞍(くら)の上に小さい主人が...
水上滝太郎 「山の手の子」
...一 遠州奥山(おくやま)郷白鞍山(しらくらやま)は...
柳田国男 「山の人生」
...牛若は鞍馬(くらま)へ御帰館ですか」「黙って聞け」と清一が云った...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...「ヤワハラルの鞍がえは...
横光利一 「上海」
...鞍掛(くらかけ)...
吉川英治 「上杉謙信」
...鞍上(あんじょう)の人は雷喝(らいかつ)を発し...
吉川英治 「三国志」
...追いかけて一騎も余さず討ち取ってしまえ」水牛の鞍上から味方へ号令して...
吉川英治 「三国志」
...白馬金鞍(はくばきんあん)の若武者(わかむしゃ)のように...
吉川英治 「神州天馬侠」
...その鞍の上にしがみついていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...近づいているな」五鞍馬の遮那王(しゃなおう)...
吉川英治 「親鸞」
...馬なれば鞍のどこぞへでも挿して...
吉川英治 「宮本武蔵」
...そしてがんじがらみにした男の体を鞍の上にくくしつけ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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