...即ち回彊(かいきょう)部と称し、更に伊犂(イリー)あるいは新彊(しんきょう)ともいう処があるが、これが韃靼族で、常に天山(てんざん)を越えて露西亜に入る...
大隈重信 「三たび東方の平和を論ず」
...むかし韃靼(だつたん)人と波斯(ペルシヤ)人とが幾年もにわたつて大戦争をしたことがあつた...
薄田泣菫 「茶話」
...韃靼人が波斯人は口髭をよく手入しないから薄汚いといつたからのことで...
薄田泣菫 「茶話」
...韃靼(だったん)踊り...
谷譲次 「踊る地平線」
...一つ置いてむこうの車室は韃靼(だったん)人の一行が占領している...
谷譲次 「踊る地平線」
...この韃靼の豚野郎め...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...ケルバライの女房か娘と見えるトルコ風のズボンを穿いた若い韃靼女とが...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...韃靼人は病気で元気がなかった...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「追放されて」
...韃靼人には一文も呉れずにただ嘲笑(あざわら)った...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「追放されて」
...歌劇「イゴール公」などひどく韃靼臭(だったんくさ)いものがある...
野村胡堂 「楽聖物語」
...あたりまえの縞の韃靼(だったん)外套を羽織っていた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...まつすぐにクリミヤの韃靼人の許へ赴かうと志したのだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...蒙古人及び韃靼人の広汎な侵入...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...1)Voy. de Volney, tom. i. ch. xxii. p. 351. 8vo. 1787.大韃靼の西部地方に住む囘教韃靼人は...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...そしてその臣民がクリム韃靼人の侵掠を受けて苦しんだので...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...中でも韃靼人(だつたんじん)と来ては...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
...後になつてから韃靼人もこの土地へ来た事があるといふ事を聞きましたが...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
...韃靼国へ人をつかわして...
吉川英治 「三国志」
便利!手書き漢字入力検索