...紙とも付かず皮とも付かぬ強靱(きょうじん)な代赭(たいしゃ)色のへなへなした物に描かれた...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...極めて堅靱な質のものですから...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...之は安定性を有った強靱なものだ...
戸坂潤 「文芸評論の方法について」
...破りすてると「焼き棄てえ」靱負は...
直木三十五 「南国太平記」
...「では、戻るがよい」吉之助は、真赤な、そして、涙の溢れている、大きい眼を上げて、靱負を見た...
直木三十五 「南国太平記」
...鞏靱な氣力とには驚かざるを得ない...
成瀬無極 「「トンネル」に就いて」
...河村靱負(かわむらゆきえ)こそは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...用人中根靱負(ゆきえ)の記に見えてゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...三薄い皮でしかも強靱であるという性質は早くから...
柳宗悦 「樺細工の道」
...ほかの者たちに気づかれぬようにして下さい」靱負之助はさがっていった...
山本周五郎 「日本婦道記」
...靱負之助がさがってから半刻(はんとき)あまりの時間ではあったけれど...
山本周五郎 「日本婦道記」
...壕つくりの場所よりみいだされました」靱負之助は笄をさしだしながら...
山本周五郎 「日本婦道記」
...靱負はそう思うだけで...
山本周五郎 「日本婦道記」
...悪くするとこれは生涯治らぬかも知れません」靱負は改めておかやを見た...
山本周五郎 「日本婦道記」
...七十郎は鷺坂靱負と宿を立った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...三河人の強靱(きょうじん)な意思がある...
吉川英治 「新書太閤記」
...すっかり強靱(きょうじん)な皮膚と信念に固められて...
吉川英治 「源頼朝」
...アマゾンの像といってもいいほどに強靱(きょうじん)でそうして艶(なま)めかしい...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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