...強靱で逞しい小説が書けるかもしれない...
高見順 「如何なる星の下に」
...強靱な頭...
戸坂潤 「思想としての文学」
...赤山靱負は、うすら寒い、暗い、自分の部屋で、書類を破り棄てていた...
直木三十五 「南国太平記」
...余り――それは」靱負は...
直木三十五 「南国太平記」
...すぐ泣く」靱負は...
直木三十五 「南国太平記」
...あたかも強靱、巨大、精巧なる機械が私たちに喚びかけるものがそれである...
中井正一 「物理的集団的性格」
...あたかも強靱、巨大、精巧なる機械が私たちに喚びかけるものがそれである...
中井正一 「レンズとフィルム」
...河村靱負の娘と聞けば...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...肉体の強靱さと精神の均衡というものは何と微妙でしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それで靱負之助が答をうながすと...
山本周五郎 「日本婦道記」
...領内のすべての者がひとつになってたちあがる心にあるのだと」「そしてその心をひとつにまとめたものは」靱負之助はふところから懐紙に包んだものをとりだして云った...
山本周五郎 「日本婦道記」
...靱負の唯一のたのみは婢(はしため)のおかやであった...
山本周五郎 「日本婦道記」
...靱負は絶望のあまり時々はげしく死を思うようになった...
山本周五郎 「日本婦道記」
...おまえか」五靱負はその夜かぎりもはや死を思うようなことはなかった...
山本周五郎 「日本婦道記」
...家扶の鷺坂(さぎさか)靱負が来ると...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...いま、千曲川をへだてて、雨宮の渡しにある武田の陣と、妻女山の上にある上杉陣とを、そうした観点から見くらべたところでは、いずれが強靱、いずれが脆弱(ぜいじゃく)とも思われなかった...
吉川英治 「上杉謙信」
...レイクの剖検によりその強靱性が判明している組織にここまでのダメージを与えられるとは到底考えられなかったからだ...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...太い強靱な根は力限り四方へひろがって...
和辻哲郎 「樹の根」
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