...あのゼ号よりもっと強靱な船を買いませんか...
海野十三 「地球発狂事件」
...併し又それだけ単行本などの宣伝力・影響力・教化力・其の他には強靱なものがあるだろう...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...之は安定性を有った強靱なものだ...
戸坂潤 「文芸評論の方法について」
...靱負自身としては...
直木三十五 「南国太平記」
...「それは、吉井へ――」靱負は、用人へ、そう云ってから「近う、参れ」「はっ」「介錯をしてもらいたい」吉兵衛は、じっと、靱負の顔を、眺めていた...
直木三十五 「南国太平記」
...わしの誇りじゃ」靱負は...
直木三十五 「南国太平記」
...あたかも強靱、巨大、精巧なる機械が私たちに喚びかけるものがそれである...
中井正一 「レンズとフィルム」
...何んとなく『叩き上げた』と言つた強靱(きやうじん)な性格を思はせる男です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...しかしその頃から辻の内部に彼の影響に耐へ得る強靱な何物か...
北條民雄 「道化芝居」
...今は強靱な生命力だけで生きています...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...強靱であることもわかる...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...牛馬鶏犬の如く強靱なものではなかった...
柳田國男 「どら猫観察記」
...……酒巻靱負之助のもとへ来た使者というのは館林城からのもので...
山本周五郎 「日本婦道記」
...新沼靱負もそのなかの一人だった...
山本周五郎 「日本婦道記」
...靱負の失望と落胆はここに書くまでもないだろう...
山本周五郎 「日本婦道記」
...おまえか」五靱負はその夜かぎりもはや死を思うようなことはなかった...
山本周五郎 「日本婦道記」
...七十郎は鷺坂靱負と奥山出雲(いずも)を呼んだ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...航海者ヘンリ以来一世紀の間に極めて強靱な力を以て発展して来たポルトガルの東への進出は...
和辻哲郎 「鎖国」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??