...屈するかと見えても強靭(きょうじん)であり...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...この隊形は傭兵に馴致(じゅんち)せられた横隊戦術の矛盾を一擲して強靭性を増し...
石原莞爾 「戦争史大観」
...室の中を見ると、狛錦(こまにしき)、呉(くれ)の綾(あや)、倭文(しずり)、(かとり)、楯(たて)、槍(ほこ)、靭(ゆき)、鍬(くわ)などの彼(か)の盗まれた神宝があった...
田中貢太郎 「蛇性の婬」
...勤勉強靭(きょうじん)な古いイスラエル系統に属していて...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...感冒を知らない原始人の強靭な皮膚を持つ赤裸である...
豊島与志雄 「情意の干満」
...顔の皮膚は浅黒く強靭そうですが...
豊島与志雄 「三つの嘘」
...古靭太夫が良辨杉の段を聴いて暗涙を催したり...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...美しい蔓草のような柔らかさと強靭さを持った四肢や...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...強靭な樹幹へもさし込み始めた...
北條民雄 「いのちの初夜」
...若い頃は強靭な体力があったことを示している...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...強靭さを思わせた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...常に強靭で勇敢な船長は恐怖心を振り捨て...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...凧糸は三升笊に一杯とぐろを巻き渋を引いた強靭の長さで...
牧野信一 「山峡の凧」
...今の山城少椽(当時古靭太夫)...
正岡容 「わが寄席青春録」
...いよいよ強靭にされる連帯性...
宮本百合子 「新しい一夫一婦」
...「三浦右衛門の最後」「俊寛」等で武士道徳のしきたりよりも更に強い人間の生命への執着と生の力の強靭さというようなものをその原形において押し出している...
宮本百合子 「鴎外・芥川・菊池の歴史小説」
...彼の皮膚は気候に対して革(かわ)のように強靭だった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...非常な強靭さと長命ぶりの結果補充すべき人口がなかったため...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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