...ルージェール大使の面目を失うばかりだ...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...範疇の問題は「判断の問題」及び「主観の問題」へ関係せしめられねばその本来の面目を失うて了うからである...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...大いに面目を失うことも随分あった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...――気がついた男は面目を失うに違ない...
夏目漱石 「虞美人草」
...この案内者は面目を失うにきまっている...
夏目漱石 「坑夫」
...それは何か恥かしいとか面目を失うとかいうことだけでじゃなくて(そんなことなら我慢もできるでしょうが)...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...本来の気風と弓取の面目を失うまじとしている武士もまた多かったのだ...
吉川英治 「私本太平記」
...大いに面目を失うて...
吉川英治 「新書太閤記」
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