...いかにも面白そうに調子よく階段(はしごだん)を踏んで...
生田春月 「聖書」
...面白そうに笑いあった...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...面白そうに声を出して笑った...
江戸川乱歩 「踊る一寸法師」
...面白そうに見たり聞いたりしている...
大隈重信 「福沢先生の処世主義と我輩の処世主義」
...この店はいっそう面白そうに考えられた...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...茶の手前をしているのを氏は面白そうに眺めていた...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...列を作って待受けている我らの前に一ぷくずつの薄茶茶碗を運んで来るその光景をまた氏は面白そうに眺めていた...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...面白そうに話しあうのでしたが...
田中英光 「オリンポスの果実」
...始終面白そうに笑いつゞけていた...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...自分も陳列所前の砂道を横切って向いの杉林に這入るとパノラマ館の前でやっている楽隊が面白そうに聞えたからつい其方(そちら)へ足が向いたが丁度その前まで行くと一切(ひとき)り済んだのであろうぴたりと止(や)めてしまって楽手は煙草などふかしてじろ/\見物の顔を見ている...
寺田寅彦 「根岸庵を訪う記」
...面白そうに彼女の周囲(まわり)を取捲(とりま)いたりした...
徳田秋声 「あらくれ」
...面白そうにふざけていることの出来る男の品性が...
徳田秋声 「あらくれ」
...面白そうににこにこさして...
豊島与志雄 「溺るるもの」
...面白そうに遊んでいましたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それは宜(い)い――千種君に一パイはめられたか」花房一郎は面白そうに笑うのです...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...酒に酔った魂だけが面白そうに抜け出してふわりふわりとあちこちを飛びまわっているのを眺めているような心持だった...
牧野信一 「鬼涙村」
...話をしてみたら圓太郎さんなんかと断られてしまった」面白そうに圓朝は笑った...
正岡容 「圓太郎馬車」
...面白そうにあたりの蕨の原を見廻した...
横光利一 「旅愁」
便利!手書き漢字入力検索