...われは面白さにこゝに止らむとおもふほどなりき...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...どんな他愛ない事柄でも必ず面白さうに話すおぢいさんの肩車に乗つて...
飯田蛇笏 「秋風」
...それを面白さうに眺めて居た...
池宮城積宝 「奥間巡査」
...目の下には芝原の部落と段になった水田!峠の面白さは予期せざりしを見るところにある...
石川欣一 「山を思う」
...一人態(わざ)と面白さうに言ふ...
石川啄木 「鳥影」
...そして如何にも面白さうに笑つた...
石川啄木 「我等の一團と彼」
...序曲ほどの劇的な面白さはない...
野村胡堂 「楽聖物語」
...男達に騷がれるのが面白さうで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...こんな意見がましいことを言ふやうになつたかなア」平次はさう言つて面白さうに笑ふのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――川柳の『來た月を入れてはつはつ位なり』といふ奴だ」「へツ」八五郎は面白さうに額を叩きました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...良い娘ですよ」「そんな事だらうと思つた」事件の面白さうなのに釣(つ)られて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...面白さうな話だが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...面白さうに含み笑ひをして居ましたよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...余り面白さに試験なんどの事は打ち捨ててしまふて...
正岡子規 「墨汁一滴」
...面白さを求めても満たされず...
宮本百合子 「美しく豊な生活へ」
...今日の読者が面白さを見出すとしても...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...奥をさぐり底を敲(たた)いて見ることが出来る面白さがあるのではないかとも...
室生犀星 「陶古の女人」
...たまにあってもただ「面白さ」程度の鑑賞を出ないでいます...
柳宗悦 「民藝とは何か」
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