...奇怪にも邸内の密室のなかに非業(ひごう)の最期をとげた糸子の父...
海野十三 「蠅男」
...園田は谷山の助手を勤めて非業(ひごう)の最後をとげた男です...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...私は非業の死はこれが初めてではない...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...非業の最期をとげた主人左近将監をはじめ...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...子等(こら)が非業(ひごふ)に果(は)てぬるまでは...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...非業無慚(ひごふむざん)の最期(さいご)によって...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...父が非業の死を遂げたのが八五年の一月ですが...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 加藤朝鳥訳 「橙の種五粒」
...外の洋(うみ)で非業(ひごう)の最期(さいご)を遂げた幾多の亡霊が...
中里介山 「大菩薩峠」
...外(そと)の洋(うみ)で非業(ひごう)の死を遂げた幾多の亡霊が...
中里介山 「大菩薩峠」
...非業の最期を遂げたことは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あんなのはきつと佛樣の罰で非業(ひごふ)の最期を途げるに違ひない...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...墨で非業に死んだ四人の妾(めかけ)の名前を書き入れ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...非業の死とは、現在の父親が、命よりもいとしく思うその子をおのれの手にかけて殺すということなのであった...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...世界一つにあるだけの、常の死をも、非業の死をも、君に被(かぶ)せて遣っても好い...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...非業(ひごう)に亡くなられた両親の供養もできる...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...穴山梅雪の非業の死は一行の者の胆をすくなからず寒からしめた...
吉川英治 「新書太閤記」
...後の非業(ひごう)や亡兆(ぼうちょう)が約束されていたのである...
吉川英治 「随筆 新平家」
...唐草親分の非業(ひごう)な姿が目について堪(たま)らねえところ――...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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