...柄にもない非望に駆られて...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...かたわらの机に軽くよりかかり「非望」という文芸冊子を...
太宰治 「めくら草紙」
...文芸冊子「非望」第六号所載...
太宰治 「もの思う葦」
...貧しき人々を救いたいという非望を...
田中英光 「オリンポスの果実」
...自分でこのような大問題をどうにかしようという非望を企てるわけにも行かないわけであるが...
寺田寅彦 「比較言語学における統計的研究法の可能性について」
...たとえ親殺しの非望を企てた鬼子(きし)にもせよ...
徳冨蘆花 「謀叛論(草稿)」
...竟に非望の遂げられないことを悟つた紀昌の心に...
中島敦 「名人傳」
...ついに非望の遂(と)げられないことを悟(さと)った紀昌の心に...
中島敦 「名人伝」
...彼等には幸にも非望を懷くものはありません...
長塚節 「白瓜と青瓜」
...もし「恐れん」がなかつたら非望になるのである...
平野萬里 「晶子鑑賞」
......
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...あらぬ非望に引き入れて...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...非望をなげうつという筋の...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...そのような非望者に取っての大障害も...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...名はノルテオクが天帝の園に花を採る若い天女に非望を懐(いだ)いた罰として...
南方熊楠 「十二支考」
......
森川義信 「勾配」
...身に勝ちすぎた非望に苦艱いたすより...
吉川英治 「剣難女難」
...かれら一門の非望をとげさせた桓武...
吉川英治 「平の将門」
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