...隨分非文明な男だと思ひ乍ら行きずりに過ぎようとすると...
石川啄木 「雲は天才である」
...一秒の後には其非文明な男は雪の堅く凍つた路へ(どう)と許り倒れた...
石川啄木 「雲は天才である」
...極(ご)く非文明的(ひぶんめいてき)な...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...這麼非文明的(こんなひぶんめいてき)な人間(にんげん)から...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...イタリアやドイツのような非文化的な刺激を与えずに...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...従って思想的に非文化的反文化的なものでも...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...日本主義もそれが無知な非文化現象である間は問題が一目瞭然だが...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...従って又非文学的になって了った結果に他ならぬ...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...孔子之易非文王之易...
内藤湖南 「易疑」
...つまり、東京の女は、自分の洋装が、何うすれば板につくか、十分に研究しているが、大阪の女はあても、洋服きたら、と、人真似をするのが、文化、非文化の相違で、そして、大阪の女が東京の女を見ると、妙なつくりをして、やな、阿呆らしい、と思って家へ戻ると一寸、真似をしてみるのが、批判、無批判、自覚のちがいである...
直木三十五 「大阪を歩く」
...非文化的なところが丁度煎じ薬を飲むやうなよさで...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...非文學的思想とは理窟の事に有之候...
正岡子規 「歌よみに與ふる書」
...非文学的文学の横行の自然な半面として...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...文化式と非文化式の二派が出来ている...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...その中でも硬派の非文化式という奴は...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...今から二十何年前の非文化旺盛時代が坐(そぞ)ろになつかしまれる位である...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...そうして男性の貞操はいつ迄も非文化的...
夢野久作 「鼻の表現」
...極めて短い年月のうちに何千年も前の非文明時代の野性に忽ち立ち回(かえ)るものだという事実の影を見たような気がした...
吉川英治 「人間山水図巻」
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