...雑炊(ぞうすい)に非力ながらも笑ひけり昭和八年十二月八日 草樹会...
高浜虚子 「五百句」
...われ非力なりと雖もいまは黙視し得ずと敢然立つて...
太宰治 「お伽草紙」
...百姓になるには運わるく非力な小柄な人間に生れたから駄目だ』いつもかうかれは言つた...
田山録弥 「田舎からの手紙」
...小さい非力な者ではどうすることも出来ません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その実非力な仕業と解って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その實非力な仕業と解つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――それからあの縛った結び目は非力な女だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――それからあの縛つた結び目は非力な女だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...下手人は至つて非力な者だよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...女や子供のような非力なものでも...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...吹けば飛ぶような非力な人間のやうですから」「そうでせうか」「それでは私は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そは快楽への非力な冒険...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...ああすべて卑穢なるもの汝の非力なる人生を抹殺せよ...
萩原朔太郎 「氷島」
...非力な頼りない動物として...
萩原朔太郎 「夢」
...――そういう言葉がふと非力な人間の呟(つぶや)きとして甦(よみがえ)って来るのであった...
原民喜 「秋日記」
...非力な戦災者を絶えず窮死に追ひつめ...
原民喜 「永遠のみどり」
...非力な戦災者を絶えず窮死に追いつめ...
原民喜 「永遠のみどり」
...非力な僕などにも努力次第でどうにか書けさうな氣がするし...
堀辰雄 「モオリアックのこと」
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