...最も非人間的な行為を行った...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...人間を非人間的な疎外化から恢復する目的と...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...こんな非人間的な芸術になんの用があるのだ!……西欧は燃えつきてる……がやがて……やがて……いや僕にはもうすでに...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...裁判手続きの不公正なことと刑執行の非人間的なこととは疑う余地がない...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「流刑地で」
...私のやりかたを非人間的などと呼ばれなかった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「流刑地で」
...むしろ抛擲して死に到らしめたのである」何という非人間的な...
牧逸馬 「土から手が」
...いつしか日本の鴎外にとっては非人間的な事情に対してなすべき格闘の放棄となっていたことをも...
宮本百合子 「鴎外・漱石・藤村など」
...そういう非人間的なものを減らして行く役に立つのだろう...
宮本百合子 「きのうときょう」
...そのような病的で非人間的な連中を常に相手にしていると...
三好十郎 「恐怖の季節」
...それにしてもずいぶんと非人間的なずいぶんと無益なことを発明したものだと...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...非人間的な復讐をもって神の正義におもねり...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...我々が自分の不幸によって愛する人たちの同情や悲嘆をかきたてようとする・あの子供じみた非人間的な・心持をすてる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...非人間的な印象を強く与えた...
山本周五郎 「青べか物語」
...あの非人間的な無関心...
山本周五郎 「季節のない街」
...非人間的な感じを現わしていたが...
夢野久作 「眼を開く」
...しかし、そのためようやく二人の離れようとする危機を先ず一応は喰いとめ得たのであれば、もう情熱の美しさだけでは人心を捉え得ぬ、非人間的な、多くの希望が人を寸断しかかっているのだとも思った...
横光利一 「旅愁」
...非人間的なものとの和解になってゆくんだということが...
横光利一 「旅愁」
...武藏ではないが生きるためにはどうしても非人間的な齒がみをしなければならなかつたのである...
吉川英治 「折々の記」
便利!手書き漢字入力検索