...「それ以来私は時折暗示や符合やそして奇妙な非人間的なたよりを受取りました...
チェスタートン 直木三十五訳 「金の十字架の呪い」
...こんな非人間的な芸術になんの用があるのだ!……西欧は燃えつきてる……がやがて……やがて……いや僕にはもうすでに...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...自分自身の一部を窒息させるのは非人間的なことです...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...あまりに非人間的なるファインさである...
中井正一 「絵画の不安」
...非人間的なまでに...
中島敦 「悟浄出世」
...――民主主義的ヒューマニズムの見地からみていかにもむごたらしく非人間的な...
服部之総 「せいばい」
...私のやりかたを非人間的などと呼ばれなかった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「流刑地で」
...農民が非人間的な条件の下にもひるまず闘いをつづけているのは本当である...
宮本百合子 「刻々」
...そのような病的で非人間的な連中を常に相手にしていると...
三好十郎 「恐怖の季節」
...それにしてもずいぶんと非人間的なずいぶんと無益なことを発明したものだと...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...非人間的な復讐をもって神の正義におもねり...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...あの非人間的な知恵を憎む...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...自分がだんだん非人間的な...
山川方夫 「愛のごとく」
...自分ひとりでいられるという非人間的な妄想...
山川方夫 「演技の果て」
...眼には非人間的な鈍い冷たい光があり...
山本周五郎 「青べか物語」
...得石は立ちあがってよろめき、よろめきながら濡縁へ出ていったが、戻って来ると、いっそう蒼白くなった顔に、非人間的な、欲望のむきだしな表情があらわれていた...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...非人間的なものとの和解になってゆくんだということが...
横光利一 「旅愁」
...武藏ではないが生きるためにはどうしても非人間的な齒がみをしなければならなかつたのである...
吉川英治 「折々の記」
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