...専(もっぱ)ら静思(せいし)休養(きゅうよう)につとめた...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...人間が自ら静思熟慮の上之を模倣して全生活の原則とする如きは...
石川三四郎 「吾等の使命」
...多くの場合精神が沈静して自然サブゼクテーヴになつてゐるから、静思熟考も出来、随つて読書に依つて受け入れることも多いので、読書人はたまさか微恙に罹りたいと思ふことすらある...
市島春城 「読書八境」
...寧ろ沈黙静思の間だといつていい...
薄田泣菫 「独楽園」
...終日、門外不出、静読静思...
種田山頭火 「一草庵日記」
...悠々として一日一夜を楽しんだ、洗濯、歓談、読書、静思、そして夜は俳句会へ...
種田山頭火 「行乞記」
...閑窓静思といつたやうな朝々夜々...
種田山頭火 「其中日記」
...あまりに自然の命ずるままのいたずらだ」ホームズは彼の静思の時の...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「自転車嬢の危難」
...頬杖(ほおづえ)をついて居る幾基の静思菩薩(せいしぼさつ)...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...御帰国の日御覧下さるべく候〔静思は遠識を生ず〕...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...都下の小学生七十五万人と中等学校生徒十三万人とをば静思修養させるための純日本式設計になる寄宿寮「小国民精神殿堂」の「静思修養道場」がこの例だ...
戸坂潤 「社会時評」
...静思的だ...
宮本百合子 「新たなプロレタリア文学」
...そは『静思余録』を見るも分明なり...
山路愛山 「透谷全集を読む」
...人は更に離群索居独り静思を楽しまんと欲す...
山路愛山 「凡神的唯心的傾向に就て」
...ヨハンは暫くその静思の時間を与えておいて...
吉川英治 「江戸三国志」
...彼に静思のいとまを与えて然る後...
吉川英治 「新書太閤記」
...戦図に静思している体を見ると...
吉川英治 「新書太閤記」
...人はおのずから静思(せいし)を求めて...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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