...専(もっぱ)ら静思(せいし)休養(きゅうよう)につとめた...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...人間が自ら静思熟慮の上之を模倣して全生活の原則とする如きは...
石川三四郎 「吾等の使命」
...彼はそれでもって初冬の太陽から水の滴りのような「孤寒」と「静思」とをそっと汲み取るのである...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...寧ろ沈黙静思の間だといつていい...
薄田泣菫 「独楽園」
...悠々として一日一夜を楽しんだ、洗濯、歓談、読書、静思、そして夜は俳句会へ...
種田山頭火 「行乞記」
...閑窓静思といつたやうな朝々夜々...
種田山頭火 「其中日記」
...あまりに自然の命ずるままのいたずらだ」ホームズは彼の静思の時の...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「自転車嬢の危難」
...御帰国の日御覧下さるべく候〔静思は遠識を生ず〕...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...これはいかようにも静思を要する仕事...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...それには『静思庵(せいしあん)』と銘がうってある...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...「生産的静思」なんぞと云うだろう...
マルセル・プレヴォー Marcel Prevost 森鴎外訳 「田舎」
...そこで先生は、程の好い温顔に立ち反つて、お前も馬鹿ではなからうから、これ以上私としては何も云ふことはない、謹慎十四日、静思黙考して、冷浴の時はひたすら六根清浄を唱へ、審さに十四日間の起居感想を、少くとも一日の記録は罫紙五枚以上を記すべし(これは保護者の検分、捺印を要す...
牧野信一 「貧しき日録」
...今日は祝いの式ではないかと恥じてお隠しになり『五十八翁方有後(をうまさにのちあり)静思堪喜(しづかにおもふによろこびにたへたり)亦堪嗟(またなげくにたへたり)』とお歌いになった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...そは『静思余録』を見るも分明なり...
山路愛山 「透谷全集を読む」
...静思(せいし)の暇(いとま)なくて多弁の世となりぬ...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...彼に静思のいとまを与えて然る後...
吉川英治 「新書太閤記」
...戦図に静思している体を見ると...
吉川英治 「新書太閤記」
...人はおのずから静思(せいし)を求めて...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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