...裁判長はそれを静めるために並々ならぬ骨を折った...
モオパッサン 秋田滋訳 「墓」
...心を静めることである...
ジェイムズ・アレン James Allen 大久保ゆう訳 「朝に想い、夜に省みる」
...人の気を静めるように鳴く...
伊藤左千夫 「廃める」
...泡鳴氏の云ふことが何処までも自分と云ふものから離されずに何時でも自分を最上のものとして考へる処は理智の力で自分を取静めることの出来ない無反省な人であるからだと思ひます...
伊藤野枝 「妾の会つた男の人人」
...その環境が心を静める仲立(なかだ)ちになった...
高浜虚子 「俳句への道」
...かれは心を静めるためにそこに横になった...
田山花袋 「田舎教師」
...あれの心を静めるために...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...そして何物も彼を静めることはできない……...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ほとんど機械的に人の心を静める場所が世にはある...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...自分の興奮と動悸とを静めるために...
中島敦 「プウルの傍で」
...静めるために役立つであろう...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...一方では真っ先に激情をあおり、他方では静める...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...大混乱を静めるのには充分だった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...興奮を静めることができなかった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...胸の動悸を静めるために...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...気を静めるようになさい...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...静めるどころか高ぶらせる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それを押し静める如くひそかに息を呑んだ...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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