...赤鬼青鬼が引導を渡して...
海野十三 「鬼仏洞事件」
...さながら地獄の青鬼の如き風貌(ふうぼう)をしていて...
太宰治 「新釈諸国噺」
...青鬼はもう隻足を敷居に踏みかけていた...
田中貢太郎 「地獄の使」
...青鬼の面を着ていたのは...
田中貢太郎 「地獄の使」
...「旨くいったな」「大丈夫じゃ」青鬼の方の男は行灯の灯で...
田中貢太郎 「地獄の使」
...その傍には赤鬼と青鬼の面もあった...
田中貢太郎 「地獄の使」
...「酒を飲む人に赤鬼と青鬼とあるんですって...
豊島与志雄 「反抗」
...私が青鬼になると丁度いいわね...
豊島与志雄 「反抗」
...」「青鬼は御免だよ...
豊島与志雄 「反抗」
...青鬼よりも青くならざるを得ざる事体に進んで行ったのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...どこから入ってきたか、地獄変相図にあるような大火焔(かえん)車が一台、縁がわから座敷へはいるとみるや、六尺あまりの赤鬼、青鬼、鉄棒をつきならして飛びこみ、やおら主人庄兵衛のえりがみとってその火焔車にほうりあげ、座敷から座敷へ、縁がわから縁がわへと、ほのおをあげて走りまわるのです...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...赤鬼青鬼のすがたも見えません...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...大庭・石田の赤鬼青鬼を引き連れ銀座へ出る...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...線路の堤に、青鬼、赤鬼、天狗、狐、ひょっとこ、将軍などの矮人(こびと)連が並んで勝鬨(かちどき)を挙げていた...
牧野信一 「鬼涙村」
...その顔はこれまでの阿闍利さまとはまるで違った色蒼ざめ眼のくぼんだ青鬼のような顔に変化っておりました...
室生犀星 「あじゃり」
...ギイギイギイ――ッ……」青鬼のようになった三好の両眼が...
夢野久作 「オンチ」
...地獄から出張して来た青鬼か何ぞのように物凄く見えた...
夢野久作 「戦場」
...赤鬼青鬼の迎えをうけ...
吉川英治 「随筆 新平家」
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