...初めはキヤベツの葉を噛つてゐた青虫だつたんだ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...青虫は非常に食慾が烈しいので...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...毛虫や青虫は幼虫である...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...あの死んだ木の中に住んでゐる大きな青虫が、いつか鍬形虫にならねばならないのだが、あの異常な枝のついた顎や、頑丈な硬い完全な昆虫の外被を何からつくるのだらう? 長いかみきりの触角を幼虫は何でつくるのだらう?あげはの蝶の大きな翅を毛虫は何でつくるのだらう? 毛虫や、青虫や、幼虫や、蠕虫は、その時代に、生命を支へる大事な材料を旺(さか)んに集めて蓄めるのだ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...そしてもし今度僕あのきれいな青虫を見つけても踏みにぢらないやうにしよう...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...小かぶや大根の葉につく青虫や黒虫は...
岩野泡鳴 「猫八」
...天狗茸(てんぐだけ)と二十日鼠(はつかねずみ)のしめった鼻と青虫の五臓とで作ったサラダ...
太宰治 「ろまん燈籠」
...青虫の五臓のサラダや蛆(うじ)のつくだ煮などの婆さんのお料理ばかり食べつけているラプンツェルには...
太宰治 「ろまん燈籠」
...今にまた例の青虫が出るだろうと思って折々気をつけて見るが...
寺田寅彦 「蜂が団子をこしらえる話」
...これは青虫ほど旺盛な食慾をもっていないらしいが...
寺田寅彦 「蜂が団子をこしらえる話」
...だが、豌豆にたかる黒虫、青虫の数は、実に際限がない...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...昆虫(こんちゅう)や青虫など...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...蜘蛛(くも)の隅(すみ)、青虫の隅、草鞋虫(わらじむし)の隅、蟋蟀(こおろぎ)の隅などがあった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ちょうど蛾(が)と青虫との関係である...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...どうもつり針に青虫をさしたようで見るからにいやらしい...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...彼は昔の青虫とは似もやらず...
萩原朔太郎 「老年と人生」
...花弁のかげに青虫(あおむし)がたかって居た...
宮本百合子 「秋風」
...青虫を嘴(くちばし)に一杯くわえて来ては...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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