...海の青緑色が美しい...
...彼女は青緑のドレスを着ていた...
...森の奥に青緑の渓流が流れている...
...青緑色の宝石が好きです...
...青緑色の目をした人は珍しい...
...――」「山石の青緑だの紅葉の(しゅ)の色だのは...
芥川龍之介 「秋山図」
...待ちに待つた定めの騎士は赤袍を先とし黄青緑と順を逐うて左方より疾騙して場に出づれば...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...潮騷(しほざゐ)のおきつ貝なす青緑(あをみどり)しげれる谿(たに)をまさかりの眞晝ぞ知(しろ)す...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...「彼(か)れ目の前に青緑(みどり)を呈(あら)わし...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...それはうつくしい青緑色(せいりょくしょく)の閃光(せんこう)だった...
海野十三 「地球要塞」
...その水はかすんだ青緑色または海緑色を呈する...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...然るに近代の多数の南画家の展覧会などに出した作品例えば御定まりの青緑山水のごときものを見ると...
寺田寅彦 「津田青楓君の画と南画の芸術的価値」
...青緑色の山の額や肩や腰が...
徳田秋聲 「霧ヶ峰から鷲ヶ峰へ」
...帯留の孔雀石の青緑色が...
豊島与志雄 「操守」
...その青緑のトンネルの下を...
中谷宇吉郎 「イグアノドンの唄」
...孔雀石の青緑を思わす鮮かな色彩も雑っている...
中谷宇吉郎 「天地創造の話」
...すると青緑色の靄が立罩めた薄暗い光線の中に...
原民喜 「壊滅の序曲」
...これを青緑色の染粉で色を着け...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...すなわちそれは、今処々ニ之レアリ、江淮蜀漢ニ猶多シ、木ノ高サ丈余、皮ハ青緑色、葉ハ椿〔牧野いう、チャンチン〕ニ似テ闊厚紫色、三月ニ紅紫ノ細花ヲ開キ、七月八月ニ実ヲ結ビ椒子ニ似タリ、嫩ナル時微黄、熟スルニ至レバ則チ深紫、或ハ云ク顆粒緊小久キヲ経テ色青緑ナル者是レ呉茱萸、顆粒大ニシテ久キヲ経テ色黄黒ナル者是レ食茱萸ナリト、恐ラクハ亦然ラザラン(漢文)である...
牧野富太郎 「植物記」
...それは「青緑」であった...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「琴」
...ついに彼は「青緑」の剣を鞘から払って...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「琴」
...コルマック・コンリナスがいる――コルマックばかりではない「青緑」の剣と...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「琴」
...青緑褐の藻群には鹹水に生ずるものも淡水に産するものも多いが紅藻の一群およそ二百属のうち淡水に産するは甚だ少なく...
南方熊楠 「十二支考」
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