...海の青緑色が美しい...
...彼女は青緑のドレスを着ていた...
...森の奥に青緑の渓流が流れている...
...青緑色の宝石が好きです...
...青緑色の目をした人は珍しい...
...――」「山石の青緑だの紅葉の(しゅ)の色だのは...
芥川龍之介 「秋山図」
...赤黄青緑の服色を別つ...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...待ちに待つた定めの騎士は赤袍を先とし黄青緑と順を逐うて左方より疾騙して場に出づれば...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...「彼(か)れ目の前に青緑(みどり)を呈(あら)わし...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...ややしてあわい青緑色に澄み光って来る...
鷹野つぎ 「窓」
...然るに近代の多数の南画家の展覧会などに出した作品例えば御定まりの青緑山水のごときものを見ると...
寺田寅彦 「津田青楓君の画と南画の芸術的価値」
...鈍い青緑と黝(くろ)い紫との鱗形(うろこがた)の銘仙の不断着で...
徳田秋声 「仮装人物」
...帯留の孔雀石の青緑色が...
豊島与志雄 「操守」
...大和あたりを思わす青緑山水が大きく描き出され...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...その青緑のトンネルの下を...
中谷宇吉郎 「イグアノドンの唄」
...油絵具の青緑色にホワイトを十分加えたような色をしている...
中谷宇吉郎 「海底の散歩」
...孔雀石の青緑を思わす鮮かな色彩も雑っている...
中谷宇吉郎 「天地創造の話」
...5元素と相互関係のあるのは、5遊星(木星、火星、土星、金星、水星)、5つの天候(風、熱、蒸気、乾燥、冷気)、世界の5部分(東、南、子午線、西、北)、1年の季節(我々の4季節に加えて、春、夏、秋、冬の最後の18日は別の1つの季節とされている)、1日の5時間、5色(青緑、赤、黄、白、黒)、5音、など...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...濃(こま)やかな青緑と陰影の多い見晴しや...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...太陽の金の輝きと大空の青緑(サフアイア)の色を映(うつ)し乍ら流れてゐた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...コルマック・コンリナスが「青緑」と呼んでいた剣――その仲間の中には「囁く剣」と名付けられていた――その剣に手を触れ得るものは一人もなかった...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「琴」
...病身勝な白い服の似合ふ子は青緑...
三岸好太郎 「ロマンチツクな絵本」
...青緑山水の得意な文晁なども着色は確かなものであった...
山本笑月 「明治世相百話」
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