...青竹を使って笹団子を作る...
...青竹林の中を散歩するのが好きだ...
...竹細工の材料には、青竹が適している...
...庭に植えた青竹が、成長して見違えるほど伸びた...
...青竹に水をやると、夏でも涼しく感じる...
...青竹を拾ひ来りて...
巌谷小波 「こがね丸」
... 清涼殿の御庭にて青竹を焼き正月の書始(かきぞめ)を此火に焼て天に奉るの義(ぎ)とす...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...急な勾配を登り終へたところに細い青竹を組んだ木戸があつた...
辻村もと子 「春の落葉」
...青竹を三本組み合わしてその上へさん俵を敷いてそれに首が一つずつ載せてあった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...村落(むら)の者(もの)が去(さ)つた後(あと)には小(ちひ)さな青竹(あをだけ)の線香立(せんかうたて)からそこらの石碑(せきひ)の前(まへ)からぢり/\と身(み)を燒(や)いて行(ゆ)く火(ひ)に苦(くるし)んで悶(もだ)えるやうに煙(けぶり)はうねりながら立(た)ち騰(のぼ)つて寂寥(せきれう)たる黄昏(たそがれ)の光(ひかり)の中(なか)に彷徨(さまよ)うた...
長塚節 「土」
...青竹の灰吹で間に合わしておけばよいと思っているところでは灰吹は売れない訳である...
夏目漱石 「道楽と職業」
...青竹に縛られた娘の恙無(つつがな)い顔と...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「堂の正面に納めた額の剣がなくなっているのを見た時、――どうかしたらこの術(て)ではあるまいかと思ったが、弓がなかったので、うっかり見遁(みのが)していたよ、――青竹だって、結構弓の代りになるとは気が付かなかった」「糸は?」「本尊の台座の下に隠してあったよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...竹光る地面に竹が生え、青竹が生え、地下には竹の根が生え、根がしだいにほそらみ、根の先より繊毛が生え、かすかにけぶる繊毛が生え、かすかにふるえ...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...向側の「かめや」にても十九日にはやはり青竹にて手すりをこしらえ...
長谷川時雨 「大丸呉服店」
...勢ひがあまつて彼が縋りつく椿の幹、青竹、野生桑の枝、モチの幹等の夫々の一個所は、日毎の樽野の手触りで公園の運動器具のやうに不自然な艶を帯びてゐた...
牧野信一 「籔のほとり」
...常盤木(ときわぎ)倶楽部落語研究会の青竹めぐらした柵の中から生れきた通人粋子に非ずして...
正岡容 「我が圓朝研究」
...それっ!刑吏 叩き!手先達と弥造が青竹を取直す...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...柿をいれた青竹の小さな籠を背にして...
山本周五郎 「日本婦道記」
...白く粉をふいた青竹の節節の間を...
横光利一 「夜の靴」
...あまたの青竹と杉丸太(すぎまるた)をつんだ車が...
吉川英治 「神州天馬侠」
...青竹(あおだけ)をくんだ矢来(やらい)の先が...
吉川英治 「神州天馬侠」
...細い青竹を杖とし...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索