...また青柳學士の口から出た予の生命に對する脅迫の言葉でもなく...
石川啄木 「第十八號室より」
...青柳か湯豆府とあろう処を...
泉鏡花 「薄紅梅」
...青柳へ下って帰らぬので...
大下藤次郎 「白峰の麓」
...青柳(あをやなぎ)どすな...
薄田泣菫 「茶話」
...青柳有義氏は、本郷の江知勝は旧の大広間を廃して、二三人づれの客のために小室を多く設けたるを以てすなわち今風のハイカラ連に持てはやされ衰微の厄を免れて繁昌をつづけたものだといわれたが、これは実に商人として最もよき参考とすべき価値ある例である...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...彼は青柳から始終お島坊お島坊と呼びなずけられて来た...
徳田秋声 「あらくれ」
...そこにいたお花と云う青柳の姪(めい)にあたる娘とも...
徳田秋声 「あらくれ」
...時々青柳の弟のことなどを...
徳田秋声 「あらくれ」
...青柳はきまりの悪そうな顔をして...
徳田秋声 「爛」
...何となし青柳の気分に似通っているようで...
徳田秋声 「爛」
...青柳は東京ではもう...
徳田秋声 「爛」
...「天魔太郎というのはだれだ?」「青柳又八郎はゆうめいな剣術つかいだが...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...青柳又八郎の長剣が頭上高々とひらめくと...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...尾張藩の青柳又八郎はなかなかの人物...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...あしたはあほう払いときまった尾張大納言の家来、青柳又八郎、その不面目をまぬがれるためには、腹を切るほかはないと思いさだめました...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
... むつとして戻れば庭に柳かな 蓼太「むつとして帰れば門(かど)に青柳(あおやぎ)の」と端唄(はうた)にも謡(うた)はれたれば世の人は善く知りたらん...
正岡子規 「俳諧大要」
...旧知の青柳君がどこかで「挿絵は生れて初めてだが...
夢野久作 「挿絵と闘った話」
...青柳君も、馬琴の八犬伝を「俺の絵で売れるんだ」といった北斎ぐらいの自信は持っていたことでしょう...
夢野久作 「挿絵と闘った話」
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