...青柳町の百二十余日...
石川啄木 「初めて見たる小樽」
...宿の後方の横手(ヨコテ)に老松が一本蟠つてゐる、たしかに三百年以上の樹齢だらう、これを見るだけでも木賃料三十五銭の値打はあるかも知れない、いはんや、その下へは太平洋の波がどう/\とおしよせてゐる、その上になほ、お隣のラヂオは、いや蓄音機は青柳をうたつてゐる、青柳といへば、昔、昔、その昔、KさんやSさんといつしよにムチヤクチヤ遊びをやつた時代が恋ひしくなる...
種田山頭火 「行乞記」
...最近青柳がいつか養父から借りて...
徳田秋声 「あらくれ」
...酒に酔(え)った青柳は...
徳田秋声 「あらくれ」
...青柳は頭顱(あたま)の地がやや薄く透けてみえ...
徳田秋声 「あらくれ」
...何となし青柳の気分に似通っているようで...
徳田秋声 「爛」
...そこが青柳の附け目なのさ...
徳田秋声 「爛」
...青柳又八郎(あおやぎまたはちろう)・覚心坊(かくしんぼう)・猫間犬丸(ねこまいぬまる)このたて札が...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...青柳(あをやぎ)といふこゑいと子と呼(よ)ぶ聲(こゑ)折々(をり/\)に交(まじ)りぬ...
一葉女史 「たま※[#「ころもへん+攀」、U+897B]」
...画家の青柳喜兵衛が出迎えていた...
火野葦平 「花と龍」
...青柳は、父の経営していた「隻流(せきりゅう)館」という、柔道の道場の裏二階に、夫婦で暮していた...
火野葦平 「花と龍」
...青柳の枝を表に出して悲惨事は之を人の想像に任せる...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...青柳信雄の家へ行く...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
......
正岡子規 「古池の句の弁」
...青柳(あおやぎ)等の料理屋である...
森鴎外 「渋江抽斎」
...また同じ村大字青柳字室尾(むろお)の寺山にある三宝大明神は...
柳田國男 「地名の研究」
...流石(さすが)は青柳……」「チョチョチョッと待て……周章(うろたえ)るな...
夢野久作 「近世快人伝」
...三坂峠を越えて青柳の宿(しゆく)に出でむとす...
夢野久作 「白くれない」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??