...草青む土手の枯草日影 我鬼曼珠沙華むれ立ち土濕りの吹く 我鬼家鴨眞白に倚る石垣の乾き 我鬼一層痩せて支那から歸つて中西屋にゐた芥川に招ばれて碧童と僕は...
小穴隆一 「二つの繪」
...「この竹葉(たかば)の青むがごと...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...此竹葉(タカバ)の青むがごと...
高木敏雄 「比較神話学」
...紅梅の京を離れて住むは厭(い)や二月二十五日 「玉藻十句集(第二十五回)」春雲(しゅんうん)は棚曳(たなび)き機婦は織り止(や)めずそこを行く春の雲あり手を上げぬ緑竹(りょくちく)の下やそゞろに青む草三月四日 句謡会...
高浜虚子 「五百五十句」
...草青むところよい妻とよい子とおのれを恥ぢるばかりである...
種田山頭火 「其中日記」
...城春にして草青む...
中里介山 「大菩薩峠」
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長塚節 「長塚節歌集 中」
...称念寺黄楊の真垣(まがき)の青むころ再び君を見じと誓ひぬ再び私が称念寺裏を頻繁に往来しだすやうになつたのは...
正岡容 「異版 浅草燈籠」
...この薄青む午前に気分をひたそうとして散歩しながら...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「神の剣」
...音なく青む海を背景に...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
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森川義信 「あるるかんの死」
...春草(しゆんさう)弥生(やよひ)はじめの糸雨(いとさめ)に岡(をか)の草こそ青むなれ...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...雪に跳(をど)りし若駒(わかごま)のひづめのあとの窪(くぼ)みをも円(まろ)く埋(うづ)めて青むなれ...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...市中沙塵柳の青む頃(ころ)ながら...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...野にも街にも人の踏む路(みち)を残して青むなり...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...如何(いか)なる窪(くぼ)も平(たひら)かに円(まろ)く埋(うづ)めて青むなり...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...すべてを載せて青むなり...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...微笑(ほゝゑ)みながら青むなり...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
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