例文・使い方一覧でみる「靉」の意味


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...妖気靆(えうきあいたい)たる耽美主義の畠に...   妖気靉靆たる耽美主義の畠にの読み方
芥川龍之介 「あの頃の自分の事」

...家々の軒や破風に夕餉の煙の(たなび)く街道に出て...   家々の軒や破風に夕餉の煙の靉く街道に出ての読み方
石川啄木 「二筋の血」

...綾(あや)なす霞を靆(たなび)かせた...   綾なす霞を靉靆かせたの読み方
泉鏡花 「薄紅梅」

...靆(あいたい)たる瓔珞(ようらく)を白妙(しろたえ)の中空に吹靡(ふきなび)く...   靉靆たる瓔珞を白妙の中空に吹靡くの読み方
泉鏡花 「薄紅梅」

...老僧ハ以二靆鏡ヲ一披ラクレ書...   老僧ハ以二靉靆鏡ヲ一披ラクレ書の読み方
京山人百樹 「北越雪譜」

...悠遠靆(ゆうえんあいたい)たる事に確信を持とうやないか...   悠遠靉靆たる事に確信を持とうやないかの読み方
太宰治 「惜別」

...渓流(けいりゅう)の響(ひびき)の潺湲(せんかん)たるも尾の上の桜(さくら)の靆(あいたい)たるもことごとく心眼心耳に浮び来り...   渓流の響の潺湲たるも尾の上の桜の靉靆たるもことごとく心眼心耳に浮び来りの読み方
谷崎潤一郎 「春琴抄」

...ケラブの旗を見せゆるくびくむらさきはあまつをとめの裾や曳く...   ケラブの旗を見せゆるく靉びくむらさきはあまつをとめの裾や曳くの読み方
土井晩翠 「天地有情」

...村落の上にいている朝靄と替炊の煙とを吹き流した...   村落の上に靉いている朝靄と替炊の煙とを吹き流したの読み方
豊島与志雄 「秋の幻」

...朝靄がいて、地面はしっとりと露に濡れていた...   朝靄が靉いて、地面はしっとりと露に濡れていたの読み方
豊島与志雄 「或る男の手記」

...刷毛ではいたようにいている...   刷毛ではいたように靉いているの読み方
豊島与志雄 「真夏の幻影」

...雲はヒラ/\と靆(たなび)き...   雲はヒラ/\と靉靆きの読み方
楢崎龍、川田雪山 「千里駒後日譚」

...なにやら悪湿(あくしつ)の気が(たなび)いている...   なにやら悪湿の気が靉いているの読み方
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」

...自分が今この風景の中の点景人物であるといふことさへ忘れ果てたかのやうな靆たる鬼方の保護区(リザーブ)で酔ひ痴れてゐた...   自分が今この風景の中の点景人物であるといふことさへ忘れ果てたかのやうな靉靆たる鬼方の保護区で酔ひ痴れてゐたの読み方
牧野信一 「心象風景(続篇)」

...ハルトマンが靆(めがね)をもてせばや...   ハルトマンが靉靆をもてせばやの読み方
森鴎外 「柵草紙の山房論文」

...右に左にゆらゆらと靆(たなびき)はじめました...   右に左にゆらゆらと靉靆はじめましたの読み方
夢野久作 「雪の塔」

...山野は靆(あいたい)たる春霞をほの紅く染めて来た...   山野は靉靆たる春霞をほの紅く染めて来たの読み方
吉川英治 「三国志」

...靆(あいたい)たる怪雲(くわいうん)漸次に消散し風雨暫(しば)らくにして已(や)みぬ...   靉靆たる怪雲漸次に消散し風雨暫らくにして已みぬの読み方
渡邊千吉郎 「利根水源探検紀行」

「靉」の読みかた

「靉」の書き方・書き順

いろんなフォントで「靉」

「靉」の英語の意味


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陰口をきく   知恵を   物が豊富  

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