...譬へば靈魂の肢體を役するが如くなるを覺えき...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...基督とその周匝(めぐり)なる天翔(あまがけ)る靈とは猶金色に照されたり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...それから大日靈尊(おおひるめのみこと)...
石川啄木 「赤痢」
...その馬(うま)の幽靈(いうれい)が...
泉鏡太郎 「十六夜」
...死の憂愁に歡樂に靈妙音(れいめうおん)を生ませなば...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...これにも靈媒の力を借りなくてはならなかつた...
海野十三 「心靈研究會の怪」
...幽靈(spectres)...
高田力 「ベーシック英語」
...昭和二年秋博文館から在來の作を集めて『晩翠詩集』と題して刊行したが其序の中に『偶然にも本集は靈界への希望に端を發して世界平和への希望に筆を收めてゐる‥...
土井晩翠 「「雨の降る日は天氣が惡い」序」
...火葬によれる迅速の靈の慰藉を拒むまじ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...テニソンの「クロッシング・ゼ・バー」(これはテニソンの辭世の詩で海の砂洲を越えて靈の大海に水先案内の御顏を親しく拜せん希望をうたつたもの)ね...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...其の人の著述に昔から其の當時までの詩を集めた河嶽英靈集と云ふ本があります...
内藤湖南 「弘法大師の文藝」
...其の河嶽英靈集の序文を大師が文鏡祕府論の四卷目に引用されて居る...
内藤湖南 「弘法大師の文藝」
...次に漢靈帝光和中とありて倭國亂相攻伐歴年以下は三國志に同じかりしならん...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...人が幽靈を恐れるのは...
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」
...ただ「惡靈」だけは...
萩原朔太郎 「初めてドストイェフスキイを讀んだ頃」
...可愛い黒い幽靈になってじっと窓から外を眺めてゐる...
宮澤賢治 「うろこ雲」
...だから見る人の眼で見るとさうした人の背後に隨いてゐる死靈の影がありありと解るものだ...
若山牧水 「熊野奈智山」
...さながら生きた幽靈と云つた形である...
若山牧水 「樹木とその葉」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??