...四郎の一言で今までの低気圧がたちまち雲散霧消して、光風霽月、かんらかんらと朗らかにうち笑つて別れてしまう...
伊丹万作 「余裕のことなど」
...村上霽月(せいげつ)来小会...
高浜虚子 「五百句」
...霽月(せいげつ)...
高浜虚子 「子規居士と余」
...霽月(せいげつ)らの諸君から聞いた話やを綜合して見ると...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...居士は従軍の結果が一層健康を損じ、最早(もは)や一図に俳句にたずさわるよりほか、仕方がないとあきらめをつけ、そうでなくっても根柢からこの短い詩の研究に深い注意を払っていたのが、更に勇猛心を振い興して斯道(しどう)に力を尽そうと考えていた矢先であったので、それらの教員団体、並びに旧友であるところの柳原極堂、村上霽月、御手洗不迷(みたらいふめい)らの諸君を病床に引きつけて、殆んど休む間もなしに句作をしたり批評をしたりしたものらしい...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...霽月らの諸君に伍(ご)して子規居士の傘下(さんか)に集まった一人として別に意に介する所もなかったのであろう...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...この神仙体の句はその後村上霽月君にも勧めて...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...夏目金之助高浜清様○明治四十年十月二十九日(封書)啓 先日霽月に面会致候処御幼児又々御病気の由にて御看護の由さぞかし御心配の事と存候...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...光風霽月の襟度を示した点は...
辰野隆 「浜尾新先生」
...それから若手では村上霽月(せいげつ)氏もこの頃から俳句を始めて...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...そこへ或る時村上霽月氏の報知では...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...霽月氏も現本を貸すのは惜しいと思ったか...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...そうしてその下巻を直に写して松山の霽月氏に与えて...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...お互いの気持ちさえ光風霽月ならベッドが並んでたってかまわないじゃないこと? そう仰言(おっしゃ)ったじゃないの昨日(きのう)」龍之介は...
平林初之輔 「謎の女」
...もってその心事の光風霽月(せいげつ)に比すべきものあるを見るべきである...
穂積陳重 「法窓夜話」
...著者の胸中はタダ光風霽月害毒の十六ヶ条我出版界のため...
宮武外骨 「一円本流行の害毒と其裏面談」
...霽月光風存徳望...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...光風霽月(こうふうせいげつ)だった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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