...いくらか露悪的な気持で...   
梅崎春生  「狂い凧」 
...あの駅の前の気持は一時の露悪的な亢奮(こうふん)じゃないのか...   
梅崎春生  「蜆」 
...本心というよりは露悪的な気持の方が勝っているように思われた...   
梅崎春生  「日の果て」 
...ごっそりまきあげてる」露悪的な口調で百成は言って...   
高見順  「いやな感じ」 
...と安ツぽく露悪的に呟くに違ひなかつたが(現に彼は...   
牧野信一  「鏡地獄」 
...露悪的に微笑しながら云った...   
山本周五郎  「樅ノ木は残った」 
...そうした世のしきたりに斟酌(しんしゃく)しない露悪的な振舞いをも...   
吉川英治  「私本太平記」 
...露悪的な興味があり...   
吉川英治  「親鸞」 
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