...露の滴つたやうに...
テオフィル・ゴーチエ Theophile Gautier 芥川龍之介訳 「クラリモンド」
...雨のたる木に露の葺(ふ)き草」いづれも「家(いへ)」に生命を感じた古(いにし)へびとの面目(めんもく)を見るやうである...
芥川龍之介 「澄江堂雑記」
...その飛ぶ露の光るやうな片輪にもう一つ宙にふうわりと仄あかりの輪を大きく提灯の形に卷いて...
泉鏡花 「遺稿」
...果なき人世に露の如き命を貪つて...
伊藤左千夫 「水害雜録」
...代る代るに文壇を開拓して仏露の自然主義まで漕付(こぎつ)けるにおよそ二十年を費やしている...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...どうかお露の敵(かたき)をお取下さいまし...
江見水蔭 「丹那山の怪」
...露の中毛虫よろぼひ歩きけり襖(ふすま)みなはづして鴨居(かもい)縦横に七月四日 家庭俳句会...
高浜虚子 「六百句」
...生前の事業、夢中の觀の如く、死後の名聞、草露の如くんば、茫然たる吾が生、夫れ何くにか寄せん、大哀と謂はざるべけんや...
高山樗牛 「人生終に奈何」
...自己暴露の底の愛情に就いても言ってみました...
太宰治 「みみずく通信」
...雨露のめぐみといつたやうなものをしみ/″\感ずる...
種田山頭火 「其中日記」
...だんだん露の生長するにつれてガラス面に沿うて落下し始める...
寺田寅彦 「物理学圏外の物理的現象」
...太十は朝まだ草葉の露のあるうちに灰を挂けて置いたりして培養に意を注いだ...
長塚節 「太十と其犬」
...甘露のやうだといふのである...
長塚節 「彌彦山」
...行こうたってちょっと行き悪(にく)いですからね」「招待状は来たの」「招待状は来ました」「あなたの結婚の御披露の時に...
夏目漱石 「明暗」
...犯罪の暴露の経過を見ると...
浜尾四郎 「悪魔の弟子」
...小商(こあきな)ひ露のいく野の旅なれや湖柳(こりゅう)この句は小商人(こあきんど)の旅にて...
正岡子規 「俳諧大要」
...色変はる袖をば露の宿りにてわが身ぞさらに置き所なきはずるる糸は(侘(わ)び人の涙の玉の緒とぞなりぬる)とだけ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...若葉に露の置く如(ごと)く額(ひたひ)に汗して...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
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