...露帝は何と宣言したか...
大隈重信 「東亜の平和を論ず」
...これほどまでに雄大であるとも露知らなかった...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...露助(ろすけ)の憲兵さんかい...
林不忘 「安重根」
...其が朝露を帯(お)びる時...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...つづいて起つた同年末からの「日露修好條約」には...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...そしてその露わな眼が大きく静かに開かれていた...
豊島与志雄 「生あらば」
...町の人たちがやがて夜中の弥撒(ミサ)のためにそこを通るので、それらの露店は、紙でこしらえた漏斗形の台の中にともされた蝋燭(ろうそく)の光で明るく照らされていた、そして、その時テナルディエの家の食卓についていたモンフェルメイュの小学校の先生が言ったとおり、「幻燈のようなありさま」を呈していた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...壁をのり越え露台によじ上り...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...露骨に言えば、思いの外の名門高家でも、今のうちに内々財産を処分して置きたがっているものも相当あることを、関守氏は疾(と)うに打算しているのみならず、その知識の限りでは、ドコにどういう名宝名品があって、それは買収が可能か不能かということまで、相当、当りをつけているのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...のぞきおろすといかにも貧相な露地おく...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...これまでどれ一つ凋(しぼ)んだことのなかった草花や露を帯びた花までが...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...すみませんが白岡へ参りましたら一寸教えて下さいませんか」「私は手前で降りるんですが」「へえ……」婆さんは露骨に骨折損をしたという表情をその声に現して...
宮本百合子 「一隅」
...私はすぐに畳み掛けて露骨に云った...
森鴎外 「二人の友」
...どんな行動も我々を暴露する...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...踵(かかと)にあたるところには地下水の露頭があり...
柳田国男 「山の人生」
...北露漁業権をロシアのために保存するのにつとめたとか...
横光利一 「上海」
...駅の露西亜建築を背景にして去来するのが...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...土民たちの露骨な跫音(あしおと)や喚(わめ)きが...
吉川英治 「新書太閤記」
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