...彼は霊肉一致を信じている...
...霊肉一致の世界観には共感できない...
...霊肉一致の考え方は哲学的なものだ...
...この小説で主人公の霊肉一致に対する描写が細かく書かれている...
...霊肉一致を目指す修行をしている僧侶がいる...
...霊肉の抱合もしくは分離争鬩(さうげき)より来る人生の諸有(あらゆる)奇蹟を解釈し...
石川啄木 「閑天地」
...或はまた結婚如何に関せず両性の結合に於て霊肉の一致が真に貞潔の条件として確認せらるゝとも人種の改善を妨ぐることは免ぬかれないであらう...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...何時か我々は霊肉の愛情的不調和並びに或る人々の間に存する心理的不調和が消滅するの日に到達するであらう...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...特に全ての愛の中の最高なるものを吸収する恋愛は霊肉の合致となり...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...足下と僕とが初めて霊肉の交りを遂げた思い出多い月だ...
大杉栄 「獄中消息」
...それは仏も如是(にょぜ)一心(しん)と言って霊肉の一致は説いていますが...
田山花袋 「田舎教師」
...霊肉飛散した後の我れにはなんのかかわりもない...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...「霊肉」は、芸術的に苦心を重ねられた作品であるかも知れない...
豊島与志雄 「異邦人の意欲」
...その他あらゆるものに彼の霊肉はさいなまれた...
序 豊島与志雄 「ジャン・クリストフ」
...霊肉の腐乱(ふらん)を済(すく)うという意味通りの役を...
中里介山 「大菩薩峠」
...霊肉合致の域にいたるまで...
長谷川時雨 「遠藤(岩野)清子」
...廿八歳まで、霊肉一致の、恋愛至上主義に生きぬこうとした意志の強い女性の、ほんとにこれは、断片を語るにすぎないが、彼女が、泡鳴氏との同居に、頑固(かたくな)なほど身を守っていた明治四十三年は、幸徳(こうとく)事件があったりした時だった...
長谷川時雨 「遠藤(岩野)清子」
...霊肉の苦行を経た人であると...
宮原晃一郎 「愛人と厭人」
...君と萩原君とはまことに霊肉相通じた芸術的双生児である...
室生犀星 「愛の詩集」
...ひとたびそういう霊肉の合体ができてから...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...霊肉は互いに親類であるという権利によって自然にこれにあずかったが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...自己の生ける霊肉の要求を愛惜し尊重する本能的主義的...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...むしろ霊肉の調和のうちに...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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