...彼は霊肉一致を信じている...
...霊肉一致の世界観には共感できない...
...霊肉一致の考え方は哲学的なものだ...
...この小説で主人公の霊肉一致に対する描写が細かく書かれている...
...霊肉一致を目指す修行をしている僧侶がいる...
...霊肉の抱合もしくは分離争鬩(さうげき)より来る人生の諸有(あらゆる)奇蹟を解釈し...
石川啄木 「閑天地」
...或はまた結婚如何に関せず両性の結合に於て霊肉の一致が真に貞潔の条件として確認せらるゝとも人種の改善を妨ぐることは免ぬかれないであらう...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...足下と僕とが初めて霊肉の交りを遂げた思い出多い月だ...
大杉栄 「獄中消息」
...霊肉共に許した恋人の例(ならい)として...
田山花袋 「蒲団」
...――『これこそ霊肉ともにわれわれの祖先だ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...メイ・シンクレアの「霊肉」にぶっつかると...
豊島与志雄 「異邦人の意欲」
...4 時間論の中に解体された感情自我の分裂もし、哲学が、奴隷制から封建制に移るにしたがって、一つの考えかたを生み、また封建制から自由通商主義制に移るにあたって、その次の考えかたを生みだしつつあるとしたならば、知情意の三つのものが、霊肉とか、上級感覚と下級感覚とか、何か上と下との、いわば、上品なものと下品なものといったような分類のしかたで、物を考えた場合は、あたかもそれは、封建制度を、その考えかたでかためたようなものである...
中井正一 「美学入門」
...霊肉の腐乱(ふらん)を済(すく)うという意味通りの役を...
中里介山 「大菩薩峠」
...換言すれば霊肉を一元視した原始時代にあっては...
中山太郎 「本朝変態葬礼史」
...再転して霊肉合致(がっち)より本能の重大を力説して刹那主義なる新語を鋳造せり...
長谷川時雨 「遠藤(岩野)清子」
...霊肉合致の域にいたるまで...
長谷川時雨 「遠藤(岩野)清子」
...何故だろう? 人に言われんような事なら、為(せ)んが好(い)いじゃないか? 敢てするなら、誰(たれ)の前も憚らず言うが好(い)いじゃないか? 敢てしながら恥(はず)るとは矛盾でないか? 矛盾だけれど、矛盾と思う者も無いではないか?如何(どう)いう訳だ?之を霊肉の衝突というか? しからば、霊肉一致したら、如何(どう)なる? 男女相知るのを怕(おそ)ろしいとも恥かしいとも思わなくなるのか?畜生(ちくしょう)と同じ心持になるのか?トルストイは北方の哲人だと云う...
二葉亭四迷 「平凡」
...象徴主義で云う霊肉一致も思想だけで...
二葉亭四迷 「私は懐疑派だ」
...霊肉一致どころじゃない...
二葉亭四迷 「私は懐疑派だ」
...霊肉の苦行を経た人であると...
宮原晃一郎 「愛人と厭人」
...人間の霊肉を根本から震盪(しんとう)するものではあっても...
宮本百合子 「愛は神秘な修道場」
...また神様は人間の霊肉両面のはたらきをみそなわし...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...むしろ霊肉の調和のうちに...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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