...彼は霊肉一致を信じている...
...霊肉一致の世界観には共感できない...
...霊肉一致の考え方は哲学的なものだ...
...この小説で主人公の霊肉一致に対する描写が細かく書かれている...
...霊肉一致を目指す修行をしている僧侶がいる...
...霊肉が分離した暁(あかつき)に...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...霊肉の抱合もしくは分離争鬩(さうげき)より来る人生の諸有(あらゆる)奇蹟を解釈し...
石川啄木 「閑天地」
...何時か我々は霊肉の愛情的不調和並びに或る人々の間に存する心理的不調和が消滅するの日に到達するであらう...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...動物的人間は霊肉の矛盾を感じない...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...――『これこそ霊肉ともにわれわれの祖先だ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...メイ・シンクレアの「霊肉」にぶっつかると...
豊島与志雄 「異邦人の意欲」
...その他あらゆるものに彼の霊肉はさいなまれた...
序 豊島与志雄 「ジャン・クリストフ」
...霊肉の腐乱(ふらん)を済(すく)うという意味通りの役を...
中里介山 「大菩薩峠」
...即ち霊肉を二元的に観るようになって...
中山太郎 「本朝変態葬礼史」
...再転して霊肉合致(がっち)より本能の重大を力説して刹那主義なる新語を鋳造せり...
長谷川時雨 「遠藤(岩野)清子」
...何故だろう? 人に言われんような事なら、為(せ)んが好(い)いじゃないか? 敢てするなら、誰(たれ)の前も憚らず言うが好(い)いじゃないか? 敢てしながら恥(はず)るとは矛盾でないか? 矛盾だけれど、矛盾と思う者も無いではないか?如何(どう)いう訳だ?之を霊肉の衝突というか? しからば、霊肉一致したら、如何(どう)なる? 男女相知るのを怕(おそ)ろしいとも恥かしいとも思わなくなるのか?畜生(ちくしょう)と同じ心持になるのか?トルストイは北方の哲人だと云う...
二葉亭四迷 「平凡」
...象徴主義で云う霊肉一致も思想だけで...
二葉亭四迷 「私は懐疑派だ」
...思想では霊肉一致だろうが自分の存在では未だ其処までは行って居らんよ...
二葉亭四迷 「私は懐疑派だ」
...人間の霊肉を根本から震盪(しんとう)するものではあっても...
宮本百合子 「愛は神秘な修道場」
...君と萩原君とはまことに霊肉相通じた芸術的双生児である...
室生犀星 「愛の詩集」
...いじめたり苦しめたりしなければ霊肉いずれの病をも療治する方法はないかのようにいっているのは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...霊肉は互いに親類であるという権利によって自然にこれにあずかったが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...むしろ霊肉の調和のうちに...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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