...彼は霊肉一致を信じている...
...霊肉一致の世界観には共感できない...
...霊肉一致の考え方は哲学的なものだ...
...この小説で主人公の霊肉一致に対する描写が細かく書かれている...
...霊肉一致を目指す修行をしている僧侶がいる...
...霊肉が分離した暁(あかつき)に...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...或はまた結婚如何に関せず両性の結合に於て霊肉の一致が真に貞潔の条件として確認せらるゝとも人種の改善を妨ぐることは免ぬかれないであらう...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...何時か我々は霊肉の愛情的不調和並びに或る人々の間に存する心理的不調和が消滅するの日に到達するであらう...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...広い意味新しい意味に於ての象徴主義は霊肉合致であり神人渾融である...
種田山頭火 「俳句に於ける象徴的表現」
...霊肉共に許した恋人の例(ならい)として...
田山花袋 「蒲団」
...霊肉飛散した後の我れにはなんのかかわりもない...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...メイ・シンクレアの「霊肉」にぶっつかると...
豊島与志雄 「異邦人の意欲」
...4 時間論の中に解体された感情自我の分裂もし、哲学が、奴隷制から封建制に移るにしたがって、一つの考えかたを生み、また封建制から自由通商主義制に移るにあたって、その次の考えかたを生みだしつつあるとしたならば、知情意の三つのものが、霊肉とか、上級感覚と下級感覚とか、何か上と下との、いわば、上品なものと下品なものといったような分類のしかたで、物を考えた場合は、あたかもそれは、封建制度を、その考えかたでかためたようなものである...
中井正一 「美学入門」
...換言すれば霊肉を一元視した原始時代にあっては...
中山太郎 「本朝変態葬礼史」
...再転して霊肉合致(がっち)より本能の重大を力説して刹那主義なる新語を鋳造せり...
長谷川時雨 「遠藤(岩野)清子」
...廿八歳まで、霊肉一致の、恋愛至上主義に生きぬこうとした意志の強い女性の、ほんとにこれは、断片を語るにすぎないが、彼女が、泡鳴氏との同居に、頑固(かたくな)なほど身を守っていた明治四十三年は、幸徳(こうとく)事件があったりした時だった...
長谷川時雨 「遠藤(岩野)清子」
...何故だろう? 人に言われんような事なら、為(せ)んが好(い)いじゃないか? 敢てするなら、誰(たれ)の前も憚らず言うが好(い)いじゃないか? 敢てしながら恥(はず)るとは矛盾でないか? 矛盾だけれど、矛盾と思う者も無いではないか?如何(どう)いう訳だ?之を霊肉の衝突というか? しからば、霊肉一致したら、如何(どう)なる? 男女相知るのを怕(おそ)ろしいとも恥かしいとも思わなくなるのか?畜生(ちくしょう)と同じ心持になるのか?トルストイは北方の哲人だと云う...
二葉亭四迷 「平凡」
...霊肉の苦行を経た人であると...
宮原晃一郎 「愛人と厭人」
...君と萩原君とはまことに霊肉相通じた芸術的双生児である...
室生犀星 「愛の詩集」
...モンテーニュの霊肉両面の自画像を見るのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...霊肉は互いに親類であるという権利によって自然にこれにあずかったが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...自己の生ける霊肉の要求を愛惜し尊重する本能的主義的...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...むしろ霊肉の調和のうちに...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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