...この上なく詩的な霊的な一瞥(いちべつ)を受け取ったようにも思うのだろう...
有島武郎 「或る女」
...かれらはかならずや立ちあがってもっと高くもっと霊的な生き方をはじめないわけにはいかないだろう...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...その本来の霊的な姿に返るのであります...
知里真志保 「アイヌ宗教成立の史的背景」
...さまざまの心霊的な啓示がイギリスに授けられた★...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...心霊的な事柄では概して楯と三叉戟との姉妹国★ほどに恵まれていなかったフランスは...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...虐げられた人々の生活の叙述には一種神秘な心霊的な光輝が漂っている...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...いっそう霊的な顔が際(きわ)だっていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...幽霊的な不思議な優美さをそなえていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...霊的なプシケを広い意味として捉えて「植物的な部分」...
中井正一 「美学入門」
...霊的な世界と関係し...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...こいつは悪霊的な存在で...
久生十蘭 「ノア」
...痩せて霊的な花世の仏画的な感じと一種の対照をなしている...
久生十蘭 「無月物語」
...そういう心霊的な力が...
久生十蘭 「予言」
...もし霊的な無形の非物質的な縁遠い対象へもっぱら案内するならば...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...霊的な感情に乏しいながらも思わずうち顫えた...
アルジャナン・ブラックウッド 森郁夫訳 「秘密礼拜式」
...彼らの霊的な力、孤独へのあこがれ、礼拝に対する情熱は、彼が意味を汲んで理解したような力、孤独、礼拝ではないのだった...
アルジャナン・ブラックウッド 森郁夫訳 「秘密礼拜式」
...純粋に肉体的なものも純粋に霊的なものもない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...霊的なものの一片でも掴み止めようとしている少年の憐れな努力……溺れかけている魂が...
夢野久作 「戦場」
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