...彼は会社を辞めてから、零落してしまった...
...失敗してからは、そのビジネスは零落してしまった...
...不況のため、その地域の小さな商店は次々と零落している...
...彼女は零落する恐れがあったが、友人の支援で立ち直れた...
...若い頃ダンサーを夢見ていたが、怪我でダンスができなくなり零落した...
...この頃には零落(れいらく)してピザに移住していたのだと云(い)われています...
石原純 「ガリレオ・ガリレイ」
...8.彼は零落してゐる...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...まださうまで零落れてしまつたわけではないぞ...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...商売の方は魚屋のようなものだったらしいが、すっかり零落し、清島町の裏町に住んで、大道でいろいろな物を売る商売をして病気の父親を養った...
高村光太郎 「回想録」
...ジャン・ミシェル一人で引止めていた一家の零落は...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...衰微し、零落し、流れ歩き、倒れまでしても自分ではそれにあまり気がつかない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...たまたまこちらにふみとどまつた者もおほかた零落してしまつたので...
中勘助 「銀の匙」
...仏蘭西(フランス)の小説を読むと零落(おちぶ)れた貴族の家(いえ)に生れたものが...
永井荷風 「日和下駄」
...零落した馬車は容赦なく鳴動(めいどう)してその上を通るのだから...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...零落した昔しの養い親を引き取って死水(しにみず)を取って遣る事も出来たろう」黙ってこう考えた健三の腹の中は誰も知る者がなかった...
夏目漱石 「道草」
...老いて零落した彼にとっての...
萩原朔太郎 「日清戦争異聞」
...元の薩都刺の寒梅零落春雪灑と云ひ澹黄楊柳未成陰...
原勝郎 「鞦韆考」
...零落の気品にみちた...
久生十蘭 「だいこん」
...昔の零落を語るのさえ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...零落の淵に沈ませ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...この零落(れいらく)の恩人を遇(ぐう)するに...
吉川英治 「新・水滸伝」
...「いかに零落したればとて...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...近ごろはとんと零落(れいらく)の様子...
吉川英治 「宮本武蔵」
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