...朝の雲霧がすごくて、車がほとんど見えなかった...
...山の雲霧の中に入り込むと、とても不思議な気分になる...
...海へ出ると、靄と雲霧に覆われてとても幻想的だった...
...この小説の描写は、雲霧が霧雨に変わるシーンが綺麗だった...
...最近、海外旅行で雲霧の島に行った...
...十四世紀の伊太利(イタリイ)なるものが雲霧(うんむ)の如くにたなびいてゐるではないか...
芥川龍之介 「澄江堂雑記」
...朝陽東天の雲霧を破らんとして...
高木敏雄 「比較神話学」
...黒い海面のかなたの雲霧の中をながめていたら目がさめた...
寺田寅彦 「三斜晶系」
...絶えず動揺去来する雲霧に...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...床を背にして上段に控えた雲霧主膳がせせら笑って居る...
山中貞雄 「なりひら小僧」
...親分」雲霧の仁三が...
吉川英治 「江戸三国志」
...業をにやしたのは短気者の雲霧で...
吉川英治 「江戸三国志」
...六本でいい」雲霧が懐紙(かいし)を出して...
吉川英治 「江戸三国志」
...それから春夏の間になると、わし達も旅支度をして、諸国へ売りにあるきます」話は分っておりますが、雲霧も新助も、その説明を聞いてから、よけいに疑惑がふかくなって、見るもの聞く物、いちいち怪訝(けげん)でないものはありません...
吉川英治 「江戸三国志」
...この生ける墓場の新米(しんまい)である雲霧は...
吉川英治 「江戸三国志」
...雲霧が思わず大声で仰天しますと...
吉川英治 「江戸三国志」
...「なあ、雲霧、人間は善いことをして置きてえものだな」「まったくで」「俺も、十七年も牢番をしてるが、おめえみたいな、人気のある泥棒は、はじめて扱った...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...雲霧一件に、係吟味となっている彼の父――高梨小藤次とは、むろん、十分、何か諜(しめ)し合せた上の行動であることは疑いない、気がかりらしく、外記は時々、タレを上げて先の方を覗いていた...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...馬鹿にしてやがる」雲霧は...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...きょうの態(ざま)を見るにつけ、自分の子にゃ、横道を踏ませたくねえものだ」宿場旅籠で、雲霧は、ふた晩、真面目に考えた...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...「ええッ、何しやがる」びりッ――と合羽が裂け、雲霧は、七尺も先へ突ンのめって、腰を突いた...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...この子が可愛くないか」「やッ――」雲霧は...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...と振向いた雲霧は...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
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