...朝の雲霧がすごくて、車がほとんど見えなかった...
...山の雲霧の中に入り込むと、とても不思議な気分になる...
...海へ出ると、靄と雲霧に覆われてとても幻想的だった...
...この小説の描写は、雲霧が霧雨に変わるシーンが綺麗だった...
...最近、海外旅行で雲霧の島に行った...
...霊山の雲霧のごとく立昇る湯気の中に...
寺田寅彦 「二つの正月」
... 355雲霧の中に其槍と二頭の駿馬そばにして...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...雲霧のなかに迷い込んだ心地がした...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ほどなく雲霧の晴れた時...
中里介山 「大菩薩峠」
...雲霧未だ散ぜず...
長塚節 「草津行」
...下方に雲霧が散乱するだけの絵だが...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...まだ私(わたし)は雲霧(くもきり)につゝまれぬいて居(ゐ)たのです...
樋口一葉 「この子」
...雲霧や丹頂のお粂までが...
吉川英治 「江戸三国志」
...すると、日本左衛門はその暗(やみ)へ向って、「雲霧――」と、まず呼びます...
吉川英治 「江戸三国志」
...――その後子を生んだたあ、聞いていたが、どうしたろう、あの娘(こ)は?」残恨(ざんこん)・明(あ)けぬ鴉(からす)思い出すと、雲霧は、もう矢もたても、堪らない...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...雲霧は、ぎょっとした...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...人格的にさえなりかかっている雲霧の心に忘れ得ぬ悪行の極印を残してるのはその一事だった...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...雲霧仁左衛門に、相違ございませぬ」「よほど、死にたい奴じゃの」と、小藤次は、子息の外記と、顔を見あわせて苦笑しながら、「後悔いたすな、獄門の日は、迫っておるぞ」「こうして、静かに、考えれや考える程、罪業の怖ろしさがよく分りました...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...偽(にせ)雲霧でよ」「役人面アねえや」「舌を出して...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...たえず雲霧の後を尾(つ)けていた...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...きょうの態(ざま)を見るにつけ、自分の子にゃ、横道を踏ませたくねえものだ」宿場旅籠で、雲霧は、ふた晩、真面目に考えた...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...雲霧はいなかった...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...寺は毎日雲霧に包まれてゐた...
若山牧水 「梅雨紀行」
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