...或は雲竜寺にゆき...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...殊に永島等数名は正造の注意のままに実行して寝具を担ぎこみ雲竜寺に詰めきって連絡や雑務に働いた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...しかも奔走のさきざきから連日のように雲竜寺へ手紙を送って...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...爾来雲竜寺和尚は禅を一言し原...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...第三章沿岸被害地の有志たちが雲竜寺で契盟を交して以来...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...これは柳川(やながわ)力士雲竜久吉(うんりゅうきゅうきち)が納めたもので...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...雲竜の見事な彫刻のしてあつた須弥壇(しゆみだん)...
田山花袋 「ある僧の奇蹟」
...雲竜の華麗な刺繍のある衣裳や...
豊島与志雄 「立札」
...その銃身に象嵌(ぞうがん)した金と銀と赤銅(しゃくどう)の雲竜が...
中里介山 「大菩薩峠」
...忽(たちま)ちに雲竜(うんりゅう)と奴(やっこ)とを描き上げた腕前は...
中里介山 「大菩薩峠」
...僕の雲竜和尚の何回分かを取って呉れる約束なりしに...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...雲竜和尚、坊主ヅラ、衣を着て跣足が冷たい...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...わが役、雲竜和尚、名古屋地区にはまだ出てゐないので、たよりない反響...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...深き淵のたゞ中に大きなる岩の一つ突き出でたる上に年ふりたる松の枝おもしろく竜にやならんと思はれたるなどもをかしく久米駿公の詩に水抱巌洲松孑立雲竜石窟仏孤栖といへるはこゝなんめりと独りつぶやかる...
正岡子規 「かけはしの記」
...定めて雲竜の文身(がまん)でもしているらしく...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...お約束の雲竜の陣羽織にて立派なり...
三木竹二 「明治座評」
...正面に雲竜(うんりゅう)の刺青(ほりもの)の片肌を脱いで...
夢野久作 「名娼満月」
...まるで雲竜のやうな自画像が見えたり...
吉井勇 「青春回顧」
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