...立場立場で洒々と恰で昔の雲助みたいで...
石川欣一 「山を思う」
...雲助(くもすけ)の花繍(かしゅう)まで...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...いい御天道様だっ」雲助達は...
直木三十五 「南国太平記」
...雲助がこういうのに対して「頼む――」と...
直木三十五 「南国太平記」
...役人であろうとも雲助であろうとも更に頓着がないから困りものです...
中里介山 「大菩薩峠」
...この遥(はる)か隔たった雲助霞助を見ると...
中里介山 「大菩薩峠」
...道中の雲助の溢(あぶ)れをすっかり掻(か)き集め...
中里介山 「大菩薩峠」
...これは甲州街道の雲助でさえもあえてしなかったところの兇暴です...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼らは我国の雲助にも劣った...
穂積陳重 「法窓夜話」
...主人は箱根の大平台で雲助と格闘して...
牧野信一 「淡雪」
...一人の雲助は銭の一さしを口にくはへてその内の幾らかを両手にわけて勘定してをる...
正岡子規 「病牀六尺」
...雲助二人を突きのけ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...二人の雲助の帯際をつかんで...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...お三婆は、ぐっと、顔を突き出すようにして、「ねえ、法印さん、この婆さんを、忘れちゃあいけませんよ――なるほど、あの雲助たちが、かつぎ込んで来て、おッぱらわれたには、相違ないが、この宿の家の中での出来ごとなのだからね――それだけは、忘れずにおくんなさいよ」「何をいっておるのやら、わしには、よくわからぬが――」と、モゾリと、法印がいう...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...雲助にかどわかされた...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...あんな雲助なんぞに...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...足弱の花遊を頭の雲助連と鮮やかに大立回り...
山本笑月 「明治世相百話」
...両手にしめつけていた雲助を...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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