...これには雰囲気中の水蒸気と炭酸ガスが重要な役目をつとめるので...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...しかしわれわれがそれを通じて物を見る雰囲気そのもの...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...かうした山腹の湯の町の夜の雰圍氣を通して響いて來る此の民衆音樂の調べには...
寺田寅彦 「伊香保」
...何か重苦しい雰囲気(ふんいき)のなかに向かい合っていたが...
徳田秋声 「仮装人物」
...雰囲気(ふんいき)も清潔でないので...
徳田秋声 「縮図」
...民衆の生活雰囲気から同感を持たれない者は...
豊島与志雄 「異邦人の意欲」
...さういふ雰圍氣の中で...
中島敦 「環礁」
...その話が醸し出される雰囲気の説明がかなり重要な要件になると思われるので...
中谷宇吉郎 「先生を囲る話」
...男爵夫人が彼の方を見やった時の雰囲気は彼の熱っぽい言葉に沈黙を促すものだった...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...いよいよその瀬戸まで来たと思う雰囲気は...
本庄陸男 「石狩川」
...無味な重たい雰囲気――うたげのいきれと社交の雲煙とが...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ある幸福」
...静かな小川のほとりの部分もよく、特に楽しい農夫のつどいの部分(雷雨になる前の)、あすこはヨーロッパの村の祭、そこの音楽、雰囲気、ビール、踊、その気分が絵画的なまでにつかまれていて、私はききながらドイツの十七八世紀の風俗画を見るようでした...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...コムポジションを一寸工夫するともっと生活の雰囲気とスケールのある絵になると感じられますね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...又同一の雰囲気中に身を(お)いたことであらう...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...その萌芽を育てる雰囲気が無い...
森鴎外 「妄想」
...音楽会の雰囲気は好ましいものではないのです...
柳宗悦 「民藝四十年」
...仕方がないんですもの」何となく異った雰囲気でした...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...それにしても、結局、色を好むことは、誰とも変りはないが、彼は、その経路と、雰囲気と、そしてあらゆる伴奏を前提において、さいごの秘曲を聴こうとする多情多慾の人だった...
吉川英治 「新書太閤記」
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