...雪村(せっそん)のごとき名画を作製するのに何も規則がないと同様に...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...細川侯(ほそかわこう)の御殿には雪村(せっそん)の描いた有名な達磨(だるま)があったが...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...裂いた袖(そで)に雪村を包んで...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...雪村(せっそん)の達磨というのを見せてもらい...
中里介山 「大菩薩峠」
...すでに、僞印譜とあるから、どれも一見して、僞印とわかる程度のものだが、古い所は、周文、雪舟、啓書記、秋月、雪村、また古法眼だの、山樂や永徳、文人畫の大雅、玉堂、木米、竹田、蕪村、崋山、四條派の應擧、呉春から明治の雅邦、芳崖にいたるまで、大家といふ大家の印で、ないものはない...
吉川英治 「折々の記」
...雪村(せっそん)...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...継雪村(けいせっそん)だの...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...それから邦人の如雪、芸阿弥(げいあみ)、相阿弥(そうあみ)、可翁(かおう)、黙庵、雪舟、雪村、あたりの東山時代の茶の湯以後の諸作を思いうかべてみると、そのどこかに、武蔵の画との共通がある...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...雪村あたりの物も...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...この「雪村筆・茄子図」などは...
吉川英治 「雪村筆「茄子図」」
...雪村は、雪舟に私淑し、足利末期の周文とか芸阿弥、真阿弥などにもならぶ、独自な画境をもった奇才だといわれている...
吉川英治 「雪村筆「茄子図」」
...ところでこの「茄子図」はそんな正面切った雪村ではない...
吉川英治 「雪村筆「茄子図」」
...横山大観も雪村が好きだった...
吉川英治 「雪村筆「茄子図」」
...大観と雪村とは、似ても似つかぬようであるが、郷土を共にしている同田同耕の関係だろうか、私には、その二人の肌合いや画臭のうちに、古人今人もなく、どこか共通なものがあるように思えてならない...
吉川英治 「雪村筆「茄子図」」
...――この枝もたわわにブラ下がっている二箇の大茄子の、一ツは大観、一ツは雪村かと、頬杖つく私には、いつも眺められて来るのである...
吉川英治 「雪村筆「茄子図」」
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