...彼女にとっては恋愛は難物だ...
...宿題が多過ぎて、今日の課題は難物だ...
...この仕事は、誰にとっても難物だと思う...
...曲がりくねった山道は、運転にとって難物だ...
...オンライン授業は、自分の意見を表現することが難物だ...
...難物(なんぶつ)だ...
海野十三 「霊魂第十号の秘密」
...こんな難物に出会ったのは初めての経験だ...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...婆さんそのものも甚だ難物だつた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...「蒸気の製造法が難物だ――今...
中里介山 「大菩薩峠」
...近頃てこずった難物――と申し上げては少々恐れ多いが...
中里介山 「大菩薩峠」
...その「新お代官」の謂(い)うところの難物――というのが...
中里介山 「大菩薩峠」
...江戸時代の御府内に於ての道路の難物は...
中里介山 「大菩薩峠」
...これが病人よりは一層の難物かと存じますが...
中里介山 「大菩薩峠」
...この自修時間というものが難物で...
中谷宇吉郎 「若き日の思い出」
...もっともこの空間論も大分難物のようで...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...中に意味の取りにくい晦渋な難物の混じつてゐるのもその為である...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...座へ出て、「女夫鎹」に眼を通す、一寸難物だが、何うにかなるだらう...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...大へんな難物のように思えてくるばかりなので...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...それがその難物で...
牧野信一 「月評」
...稍ともすれば太鼓の胴が地にすれたりする上に忽ち肩を害ねてしまふ程の難物なので...
牧野信一 「バラルダ物語」
...後藤とか遠藤などといふやうな字画のごた/\した苗字(めうじ)は細字になるほど難物だと思ひ...
宮地嘉六 「老残」
...しかも強情無類な難物(なんぶつ)を...
吉川英治 「新書太閤記」
...今の捜査法では手のつけられぬ難物なのである...
蘭郁二郎 「鱗粉」
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