...崇拝者を持ちながら近づくものが少なくて孤立したのはあの気難かし屋からである...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...患難はその当時においては堪え得る...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...まるで難攻不落(なんこうふらく)の堡塁(ほうるい)のようなもんだからな...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...自分は其頃兄に教はつて居た白文(はくぶん)の八家文(はつかぶん)の難解の処を読み下し...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...それは直接に表現し難い...
豊島与志雄 「明日」
...したがって彼らはその苦行難行に対して世間から何らの物質的報酬を得ていません...
夏目漱石 「道楽と職業」
...「有難う、いろいろのことが解(わか)ったよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...翌日を待たずともだとも難じられた...
長谷川時雨 「芳川鎌子」
...住宅難はなかなか深刻です...
原民喜 「書簡」
...「有難う(メルシ)」といいながらポケットに収い込み...
久生十蘭 「魔都」
...難民は餓死の一歩手前でペテルブルグの街をよろめき歩いていた...
久生十蘭 「淪落の皇女の覚書」
...この風の牢乎(ろうこ)として抜き難かったことを知ることが出来よう...
穂積陳重 「法窓夜話」
...種々の困難と危機とを通じて今日までつづけられている...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第一巻)」
...雨中に詣(まう)づることは難儀である...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...非難の鉾先(ほこさき)を鈍らし...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そこへ今度のアラスカまわりみたいな難航路になると必要以上の石炭を積んでおかないとドンナ海難にぶつかって...
夢野久作 「難船小僧」
...坐り難げに円い膝を折って坐ったが...
横光利一 「旅愁」
...多く取らんは難(かた)からめ...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
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