...それ迄は難は無えんだが...
有島武郎 「かんかん虫」
...量子論は困難な問題であるが...
石原純 「アインシュタイン教授をわが国に迎えて」
...こちらの難局をあれだけ詳しく云つてやつてあるのに...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...難熔性のモリブデンの合金エムオー九百二番というすばらしい金属でつくった五重の棺である...
海野十三 「千年後の世界」
...見物こそ好い災難...
江見水蔭 「硯友社と文士劇」
...頼母(たのも)しい親族も無く難義(なんぎ)すると聞き自宅へ引取(ひきとり)やりしが...
関根黙庵 「枯尾花」
...云うといてえな」「知れた時に難儀やわ...
谷崎潤一郎 「細雪」
...建文帝は靖難の役に死んだものと極めたのであるが...
内藤湖南 「維新史の資料に就て」
...外(ほか)のものがまるで無難であったにもかかわらず...
夏目漱石 「思い出す事など」
...この難關を克服し他者の壓迫侵害より解放されて自由の天地に飽くまでも自己主張を續けようとする所に文化的生の本質は存する...
波多野精一 「時と永遠」
...歴史上必ずしも一概に論じ難い點が多いのである...
原勝郎 「日本史上の奧州」
...さほど困難なことでもない...
河本大作 「私が張作霖を殺した」
...レックミア侍従がヘラルド紙の編集長に会うのは難しくない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...難所と過労に疲れはてた彼らに...
本庄陸男 「石狩川」
...彼自らが今自分で細君を非難した文句に当るべき程の男なのだ...
牧野信一 「スプリングコート」
...昔は無論この辺一帯が広い蘆原であったことが想像に難くない...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...けれども我々の意志くらい(我々はこの意志の権利をまもるためにこういう非難を提出するのだが)...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...――やっぱり何度来てみても京都ほど分り難い所はないんだ...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??