...暫(しば)らくの後(のち)には三人はようやく声がとどく位(ぐらい)お互(たがい)に離ればなれになってしまいました...
有島武郎 「溺れかけた兄妹」
...からだが離ればなれになっとるんもあった...
岩野泡鳴 「戦話」
...離ればなれに隠す便宜もあるというのですが...
江戸川乱歩 「影男」
...いくら離ればなれに隠したって...
江戸川乱歩 「影男」
...少しでも離ればなれになっているのは心細かったからだ...
江戸川乱歩 「影男」
...生死は本来自覚にとり離ればなれのものではなく...
田辺元 「メメント モリ」
...目の前で離ればなれになることはまずありません...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...二人共離ればなれに居て...
豊島与志雄 「恩人」
...よし離ればなれにせよ...
豊島与志雄 「囚われ」
...離ればなれになって...
中谷宇吉郎 「アラスカの氷河」
...離ればなれの療養生活が始まったわけである...
中谷宇吉郎 「『団栗』のことなど」
...或(あるい)は一匹ずつ離ればなれに...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...其とは離ればなれに...
二葉亭四迷 「平凡」
...私達は大抵離ればなれな心で過しました...
水野仙子 「道」
...夫婦だもの」仙太はどうしても離ればなれに歩くのに反対した...
矢田津世子 「凍雲」
...一族というものが離ればなれに散じてしまったため...
柳田国男 「故郷七十年」
...首と胴が形を変えて離ればなれになっている...
吉川英治 「三国志」
...四肢も離ればなれになるばかり...
吉川英治 「三国志」
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