...油をかけた緑玉の様な雙の翊を無上(むしやう)に振い動かしながら...
有島武郎 「かんかん虫」
...小なる雙輪車あり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...忽の間に馬より往き雙(なら)びて五...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...力三十人を兼ねたる剛勇無雙の士也...
大町桂月 「國府臺」
...關八州の山々は、すべて、雙眸に入る...
大町桂月 「房州の一夏」
...強いて気を落着けようとして腹部に雙手を当てました...
田中貢太郎 「死人の手」
...雙方(さうはう)行違(ゆきちが)ふ...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...されど老者の係はらば雙方最も善しとする其結末を來たすべく前後ひとしく顧みむ』 110103 誓約の時にはヂュウスと日神(ヘーリオス)と地神(ゲーア)とに牲を捧ぐる古代の習ひ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...戰鬪の場(には)を雙方...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...三十九年贈雙光旭日章...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...雙刄(もろは)の刀をわが胸に來つ立てゝ死んだのだらう」「いえ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...雙肌(もろはだ)脱がせると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...購(あがな)つた繪雙紙(ゑざうし)をもつてゐたので差上げたらば...
長谷川時雨 「日本橋あたり」
...他の存在と人間とは動的雙關的にその存在に於て意味を實現する...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...雙子のお星さまが野原へ遊びにでて...
宮沢賢治 「銀河鐵道の夜」
...沙羅雙樹の花の色...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...ともあれ雙軒庵の目録やら...
吉川英治 「折々の記」
...お訪ねした辻雙明氏は御不在...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
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