...雙喜(そうき)という子供は中でも賢い方であったが...
魯迅 井上紅梅訳 「村芝居」
...お前はわたしの蝦を嚇(おど)かして逃してしまったよ」と雙喜は言った...
魯迅 井上紅梅訳 「村芝居」
...君看ずや雙眼の色...
小穴隆一 「二つの繪」
...左に鉾ヶ岳に接して、雙龍門あり...
大町桂月 「冬の榛名山」
...宅のお友達で京都からいらつしやつたのよ」と細君は雙方を引合せて急須に湯を入れに立つ...
高濱虚子 「俳諧師」
...雙頬傳うてはふり落つるを拭ひもやらず...
高山樗牛 「瀧口入道」
...雙方の側において論爭せられ得ない如何なることがらもないと信じられてをります故に...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...いはば偏見の重量を雙方ともに同等のものとし...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...雙方の記録にみても...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...彼は大隈伯爵の如く放膽無雙ならず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...渡頭(ととう)人稀ニ白鷺雙々(そうそう)...
永井荷風 「向嶋」
...雙刄(もろは)の刀をわが胸に來つ立てゝ死んだのだらう」「いえ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...雙肌(もろはだ)脱がせると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...疊の上に雙手(もろて)を突いたまゝ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...購(あがな)つた繪雙紙(ゑざうし)をもつてゐたので差上げたらば...
長谷川時雨 「日本橋あたり」
...高無際は一去一來、鬪舞空之花蝶、雙上雙下、亂晴野之虹と云ひ、王建は足蹈平地看始愁、と云ひ周復俊は弱力攀青漢上、笑聲常寄白雲邊と云ひ又倒垂度影天山竹、仰睇澄光玉並蓮と云つて居る...
原勝郎 「鞦韆考」
...吾妹子が額におふる雙六のことひの牛の鞍の上の瘡此歌は理窟の合はぬ無茶苦茶な事をわざと詠めるなり...
正岡子規 「萬葉集卷十六」
...ギラリとした刄を出す)(雙方で刄物を構えて立ちはだかる...
三好十郎 「冒した者」
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