...古への管鮑(くわんぱう)の交りと雖も破綻(はたん)を生ぜずにはゐなかつたであらう...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...さうして弱者と雖もその行く可き道を與へられてゐないのではない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...悲しむべし京城の内外陰時常ならずして一團の低氣壓四大門上を去らず宮内府にては近日女宮を廢し李宮相の歸國を待ちて雅悲四千餘名解散し根本的の肅清を圖ると揚言しつゝありて庶政漸く其緒につくものの如しと雖ども社面には幾多の暗流横溢するものと見え廿八日京城發電は嚴妃の姉聟にあたる閔某が太皇帝及び嚴妃の密旨を受けて大金を携帶し...
石川啄木 「雲間寸觀」
...丹府を悩ますと雖も...
太宰治 「右大臣実朝」
...論理学と雖も結局世界観から出発した...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...唯だ成る可く解散を避けむことを望むの軟派あるべしと雖ども...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...始めて眞個の力量ある首領を發見せむされど同化の前には淘汰を必要とす漫に大食すれば必らず胃病を生ずるを以てなり大隈伯の同化力を以てすと雖も...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...一點山林の氣象なしと雖も...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...長期の内閣と雖も...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...其の頭脳に於て広狭の質同じからざるありと雖も...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...近時動もすれば政党より逃がれて一身を潔くせむとするの人あり其情諒す可きものありと雖も...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...此等(これら)の現象に自己広告は平時と雖(いへ)ども無益である...
夏目漱石 「艇長の遺書と中佐の詩」
...父母長者の物語もある可しと雖も...
福沢諭吉 「新女大学」
...其關係の深淺は我輩これを知らずと雖も...
福沢諭吉 「帝室論」
...中より蕊を吐出しまたその両片開けりと雖(いえど)も花了(おわ)りたるときは...
牧野富太郎 「植物記」
...雖然(けれども)僕等はピュリタンで無いことを承知して貰ひたい...
三島霜川 「解剖室」
...平常寛仁大度の主公と雖も...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...普通人と雖(いえど)もよく眼を開いて見る時は...
夢野久作 「霊感!」
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