...雑書を読むのが好きです...
...彼女は書架に収められた雑書を一冊一冊眺めた...
...雑書屋で古本を買った...
...雑書を漁って、面白そうなものを探した...
...雑書を読むだけでなく、書くことも好きです...
...用の済みし雑書など...
石井研堂 「元日の釣」
...古典や雑書にその典拠を求むれば一行一行に枚挙に暇(いとま)がないであろうと思われる...
寺田寅彦 「西鶴と科学」
...書道等に関する雑書も俳諧の研究には必要であると思う...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...経済や文芸や自然科学などの雑書を...
豊島与志雄 「坂田の場合」
...わが家(や)とは市(いち)ヶ谷(や)谷町(たにまち)の窪地(くぼち)を隔てしのみなれば日ごと二階なるわが書斎に来りてそこらに積載(つみの)せたる新古の小説雑書のたぐひ何くれとなく読みあさりぬ...
永井荷風 「矢はずぐさ」
...古代文化に関する雑書の濫読という道楽である...
中谷宇吉郎 「千年の時差」
...雑書の乱読が、てきめんに効いて、尋常小学校で二番の私が高等科では、六十人中の五十七番まで下がったのである...
野村胡堂 「胡堂百話」
...これを流行近浅の雑書に比すれば...
福沢諭吉 「学問の独立」
...その他雑書皆多少の好材料を与へざるはなし...
正岡子規 「俳諧大要」
...安政またはその前に出た『三世相大雑書』などに...
南方熊楠 「十二支考」
...件(くだん)の『大雑書』の誤図と等しく...
南方熊楠 「十二支考」
...雑書を著して自ら紫軒道人(しけんだうじん)と署した...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...それが新聞と雑誌とたくさんの雑書とを味方に引入れて...
柳田国男 「雪国の春」
...ただ書籍や雑誌の整理をする傍ら雑書を読めばよかったので...
横光利一 「旅愁」
...雑書雑然というやつです...
吉川英治 「小説のタネ」
...雑書と紙クズだらけな書斎だが...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...古書や雑書の中に埋もれているときも...
吉川英治 「随筆 新平家」
...雑書や史片の間から思いがけない発見と...
吉川英治 「随筆 新平家」
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