...七八匹の雌雄の河童を頸のまはりへぶら下げながら...
芥川龍之介 「河童」
...官吏同志でも雌の河童は雄の河童を追いかけますからね...
芥川龍之介 「河童」
...あの恐ろしい雌の河童に追いかけられたい気も起こるのですよ...
芥川龍之介 「河童」
...そのまた雌(めす)の河童というのは亭主を殺すつもりでいたのです...
芥川龍之介 「河童」
...雌雄同株の植物と云ふのだと云ふ事を教へてあげたいのだ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...雌雄淘汰が行われる...
伊波普猷 「進化論より見たる沖縄の廃藩置県」
...雌鶏のようにコッコッといって子供たちを呼びながら通りすぎた...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...彼女の猫も犬も雌鶏もみんないっしょに焼けてしまった...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...雌では手術しにくいと云はれて...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...雌の女らしい様子が...
外村繁 「澪標」
......
富澤赤黄男 「天の狼」
...若い雌鹿(めじか)のように均勢のとれた四肢(てあし)...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...雌花に結ぶ小さい核果(Drupe)には各一つの堅い粒(ツブ)があるが...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...また一方は雄松(植物学界では黒松という)一方は雌松(同じく赤松という)を用うるのが実いえば正しい訳だ...
牧野富太郎 「植物記」
...それはあのかわいそうなルセットの代わりになる雌牛(めうし)をおくってやることだ...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...でもまだ……わたしはたいして大きな雌牛は欲(ほ)しくなかった...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...せっかくの雌牛(めうし)がちっとも不意(ふい)ではなくなること...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...第一戦の雌雄を決し...
吉川英治 「三国志」
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