...漢語たると雅語たるとを問はず...
芥川龍之介 「芭蕉雑記」
...漢語をも雅語をも正したのである...
芥川龍之介 「芭蕉雑記」
...平生(へいぜい)日本人に対しては自由に雅語を駆使して応対したといふ事である...
石川啄木 「弓町より」
...平生日本人に対しては自由に雅語(がご)を駆使(くし)して応対したということである...
石川啄木 「弓町より」
...生は和歌に就きても舊思想を破壞して新思想を注文するの考にて隨つて用語は雅語俗語漢語洋語必要次第用うる積りに候...
正岡子規 「歌よみに與ふる書」
...故に俗語を用ゐたる方其美感を現すに適せりと思はゞ雅語を捨てゝ俗語を用ゐ可申...
正岡子規 「歌よみに與ふる書」
...随(したが)つて用語は雅語...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...雅語を捨てて俗語を用ゐ可申...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...ゆえに俗語を用いたる方その美感を現すに適せりと思わば雅語を捨てて俗語を用い可申(もうすべく)...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...雅語、俗語、漢語、仏語、何にても構はず無理に一首の韻文となし置くべし...
正岡子規 「俳諧大要」
...元禄時代に雅語、俗語相半ばせし俳句も、享保以後無学無識の徒に翫弄(がんろう)せらるるに至って雅語ようやく消滅し俗語ますます用いられ、意匠の野卑と相待って純然たる俗俳句となり了(おわ)れり、されどその俗語も必ずしも好んで俗語を用いしにあらで、雅語を解せざるがため知らず知らず卑近に流れたるもの、ゆえに彼らが用いる俗語は俗語中のなるべく古(いにしえ)に近きを択(えら)みたりとおぼしく、俗中の俗なる日常の話語に至りてはもとより用いざりしのみならず、彼らなおこれを俗として排斥したり...
正岡子規 「俳人蕪村」
...元禄時代に雅語、俗語相半せし俳句も、享保(きょうほ)以後無学無識の徒に翫弄(がんろう)せらるるに至(いたっ)て雅語漸く消滅し俗語ますます用ゐられ、意匠の野卑と相待て純然たる俗俳句となりをはれり...
正岡子規 「俳人蕪村」
...雅語を解せざるがため知らず知らず卑近に流れたる者...
正岡子規 「俳人蕪村」
...雅語の事は前にも言へり...
正岡子規 「俳人蕪村」
...極めて俗なる事を詠むに雅語(がご)を用ゐて俗に陥らぬやうにする事天明(てんめい)諸家の慣手段(かんしゅだん)なり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...雅語でオキともいう焚き落しの部分が...
柳田国男 「木綿以前の事」
...私は『枕の草子』を読んでいわゆる雅語のイタドリであることを知って後...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...雅語から離れて口語になつたり...
若山牧水 「樹木とその葉」
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