...雅言と俚辭とを融合せむと欲せし...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...口あたりよき雅言が...
中里介山 「大菩薩峠」
...このあえかにと云う雅言(がげん)は全体何と言う意味だと思ってるかね」「蚊弱(かよわ)いとかたよわくと云う字だと思います」「なるほどそうも取れん事はないが本来の字義を云うと危う気にと云う事だぜ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...」と六樹園はその一代の名著雅言集覧(がげんしゅうらん)の校正の朱筆を投じて立って三馬を迎い入れた...
林不忘 「仇討たれ戯作」
...それはこの雅言集覧などにはおよそ収録することのできない...
林不忘 「仇討たれ戯作」
...本領である源注余滴(げんちゅうよてき)や雅言集覧(がげんしゅうらん)の著作狂歌などに対するとは全然別な...
林不忘 「仇討たれ戯作」
...彼は四谷の六樹園書屋に自分の帰りを待っている雅言集覧の未定稿に...
林不忘 「仇討たれ戯作」
...その煙霞といつたのは写生で殊更に雅言を弄んだのではない...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...文字も俗字を先きにして雅言を後にし...
福沢諭吉 「小学教育の事」
...婦人は普通の俗字だも知るは稀(まれ)にて漢字(からもじ)雅言(がげん)を知らず仮名使てにをはだにも弁(わきま)へず扁(へん)旁(つくり)すらこころ得ざるに...
正岡子規 「墨汁一滴」
...しかし古言がやがて雅言で...
森鴎外 「訳本ファウストについて」
...雅言(がげん)を察納し...
吉川英治 「三国志」
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