...部屋のインテリアに雅致を加えた...
...この絵画は雅致があると評判だ...
...和風の食器を揃え、雅致を演出する...
...彼女の服装はいつも雅致があって素敵だ...
...ガーデンパーティーには、雅致ある装いで参加したい...
...其事物如何(いか)に雅致(がち)ある者なりとも...
芥川龍之介 「点心」
...人の長(をさ)たる雅致(がち)がある玉蟲染(たまむしぞめ)の天鵞絨(びろうど)のやうな薔薇(ばら)の花...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...雅致のあるその筆跡も凸版にはむつかしくて...
小穴隆一 「二つの繪」
...「これは/\雅致のある音(ね)が出ますね...
薄田泣菫 「茶話」
...いわゆる雅致と称(となえ)る極めてパラドックサルな美感の満足を感じて止まなかったからである...
永井荷風 「妾宅」
...只海邊に自然に生長して居るだけ枝も葉もひねびて一段の雅致を帶びて居る...
長塚節 「佐渡が島」
...雅致を失わない程度にがっちりと力強く立ってる風貌が私たちにしばらく車を停めさせた...
野上豊一郎 「ヴェルダン」
...今の宗匠者流は繊細に偏してしかも雅致を解せず...
正岡子規 「俳諧大要」
...「白眼看他世上人(はくがんたをみるせじょうのひと)」と言へば「世上人」は極めて俗なる者なれども「白眼看(はくがんみる)」の三字を添へて無上の雅致を生ずるが如し...
正岡子規 「俳諧大要」
...その画に雅致のあることはいふまでもなく...
正岡子規 「病牀六尺」
...僅に雅致を認めたるが如し...
正岡子規 「古池の句の弁」
...常にギリシア・ローマの古書にのみ載せられて今の欧米に見る能わざる風景雅致を...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...それらのものの雅致を愛することは私たちには易しい...
柳宗悦 「工藝の道」
...雅致の点において蓋(けだ)し鶏龍山窯に比敵し得るものは稀であると云っても過言ではないであろう...
柳宗悦 「工藝の道」
...あの奔放な味わいや、豊かな雅致は、淀(よど)みなき冴(さ)えた心の現れである...
柳宗悦 「民藝四十年」
...「茶」の方から南蛮の雅致がやかましくいわれるため...
柳宗悦 「民藝四十年」
...雅致があるというが...
柳宗悦 「民藝四十年」
...が飛騨の仕事のような雅致を残している所は...
柳宗悦 「陸中雑記」
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