...世界に雄飛している民族は...
石原莞爾 「最終戦争論」
...国力を発展して世界的に雄飛するには...
大隈重信 「選挙人に与う」
...余は一寸雄飛瀑まで散歩して來む』と云へば...
大町桂月 「鹽原新七不思議」
...『雄飛瀑まで行きては...
大町桂月 「鹽原新七不思議」
...世界に雄飛する米人経営の商店ロンドンにおける日本の商務官松山氏を訪ねて...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...それゆえ一朝事情が変ずれば勿ち雌伏したものは雄飛し...
辻潤 「錯覚自我説」
...「近来宇内大いに開け各国四方に相雄飛するのときにあたり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...然らずば鎖国の為めに頓挫した日本民族雄飛の夢のはかない名残りのみである...
永井荷風 「海洋の旅」
...これからは君達の雄飛する時代だよ...
永井荷風 「来訪者」
...当時フランス楽壇に雄飛したグノーはその取巻き一隊と共に来場し...
野村胡堂 「楽聖物語」
...海外雄飛の建国時代であったため...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...再びなつかしい蝙蝠の姿は都下上空を自在に雄飛するやうになつた...
正岡容 「旧東京と蝙蝠」
...余はわが身の今の世に雄飛すべき政治家になるにもよろしからず...
森鴎外 「舞姫」
...余は我身の今の世に雄飛すべき政治家になるにも宜しからず...
森鴎外 「舞姫」
...プラトンがその詩的な空想にのって雲のうえ高く雄飛するところを見たまえ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...いま宇内(うだい)二分して、呉は南に覇をとなえ、魏は北に雄飛し、また君のご威徳によって、西蜀漢中の分野ここに定まるとはいえ、なお前途の大統一を思う同気の輩(ともがら)は、我が君が、あまりに世間の誹(そし)りを気にかけて、いわゆる謙譲の美徳のみを唯一の道としておいでになると、ついには君の大器を疑い、三軍の心、ために変ずるの憂いがないとはいえません...
吉川英治 「三国志」
...御雄飛なさろうというお気もちがある...
吉川英治 「新書太閤記」
...進退の雄飛を欠いたのもむりはない...
吉川英治 「新書太閤記」
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