...世界に雄飛している民族は...
石原莞爾 「最終戦争論」
...海外へ雄飛して故国に錦を飾るのを夢みた私だが...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...文藝春秋社が雑誌界にしだいしだいに雄飛するやうになつたのは...
宇野浩二 「思ひ出すままに」
...国力を発展して世界的に雄飛するには...
大隈重信 「選挙人に与う」
...世界に雄飛する米人経営の商店ロンドンにおける日本の商務官松山氏を訪ねて...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...そのジャッパンプールという所はインドの千分の一ぐらいしかないけれどもいま世界に雄飛している国だといったふうに説明するのでありますがなかなか要領を得ない...
高楠順次郎 「東洋文化史における仏教の地位」
...「近来宇内大いに開け各国四方に相雄飛するのときにあたり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...主人が老いてますます壮(さか)んにして海外雄飛の志を遂げんとするは...
中里介山 「大菩薩峠」
...海外雄飛の建国時代であったため...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...世界の市場に雄飛す...
福田英子 「妾の半生涯」
...再びなつかしい蝙蝠の姿は都下上空を自在に雄飛するやうになつた...
正岡容 「旧東京と蝙蝠」
...幕末に雄飛した薩長土肥四藩に娯楽を主とした和算の発達していなかったのは...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...大阪に於て多年雄飛して殆んど敵するものなしと言はれし大力士であつたが...
三木貞一 「初代谷風梶之助」
...余は我身の今の世に雄飛すべき政治家になるにも宜しからず...
森鴎外 「舞姫」
...いつもきわめて空高く雄飛してみせたから...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...いま宇内(うだい)二分して、呉は南に覇をとなえ、魏は北に雄飛し、また君のご威徳によって、西蜀漢中の分野ここに定まるとはいえ、なお前途の大統一を思う同気の輩(ともがら)は、我が君が、あまりに世間の誹(そし)りを気にかけて、いわゆる謙譲の美徳のみを唯一の道としておいでになると、ついには君の大器を疑い、三軍の心、ために変ずるの憂いがないとはいえません...
吉川英治 「三国志」
...将来の海外雄飛にわたる抱負(ほうふ)までを...
吉川英治 「新書太閤記」
...進退の雄飛を欠いたのもむりはない...
吉川英治 「新書太閤記」
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