...赤地の錦の直垂に唐綾縅の鎧きて、鍬形うつたる兜の緒をしめ、重籐の弓のたゞ中とつて、葦毛の駒の逞しきに金覆輪の鞍置いて跨つたる、雄風凛然、四辺を払つて、蹄声戞々、東に出づれば、東軍の旗幟既に雲霞の如く、七条八条法性寺柳原の天を掩ひ戦鼓を打ちて閧をつくる、声地を振つて震雷の如し...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...雄風凜々(ゆうふうりんりん)として...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...錦の御旗を五十三駅(つぐ)の雄風に翻(ひるが)へし...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...猿郎出世是天魔(猿郎世に出づ是れ天魔)一代雄風冠大倭(一代の雄風...
中里介山 「大菩薩峠」
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