...やはり馭者の雄弁なぞは...
芥川龍之介 「上海游記」
...自分の失言がどんなに雄弁な自白だったかということを...
江戸川乱歩 「心理試験」
...滑稽作家と雄弁な政治家とは主賓として招かれた...
薄田泣菫 「茶話」
...その頃雄弁な法律家として評判の高かつた Chauncey M. Depew と一緒になつたことがあつた...
薄田泣菫 「茶話」
...事実は何よりも雄弁なものだ...
高田保 「貸家を探す話」
...とにかく口の先で流麗に雄弁なわび言を言って...
寺田寅彦 「三斜晶系」
...雄弁な饒舌(じょうぜつ)は散文に任して真に詩らしい詩を求めたいという...
寺田寅彦 「俳句の精神」
...* コントはフランス・ブルジョアジーの最も雄弁な代表者の一人であるが...
戸坂潤 「科学論」
...アーリヤ的批評の創始者であるこの雄弁な哲学者大臣はいっているそうだ...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...「芝居の徳操はいつも雄弁なんだ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...雄弁なるまでに饒舌(じょうぜつ)で...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...則ち雄弁なものではないからだ...
中原中也 「心理的と個性的」
...この雄弁なる国会議員こそ...
穂積陳重 「法窓夜話」
...『ドン・カルロス』なんぞに対しては決して感じさせることができそうもない雄弁な興味をもって語っていた...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...そのような調子(これは会話で或場合言葉の表面と逆の内容を語るほど雄弁なものである...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...他の何事をも羨望させない雄弁なんか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そのままユックリユックリ出てお出でになったんですが……」と云う雄弁な中小僧の言葉を片耳に残しながら……...
夢野久作 「殺人迷路」
...雄弁なロレンソは口を緘して何事も喋舌らなかった...
和辻哲郎 「鎖国」
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